注文住宅関連情報

更新日:2010年11月20日

「住む積極力」を高める部位別メンテ法(4)

前回は、よい住宅を長くつかっていくために住み手にも「住む積極力」が必要、ということを書きました。今回は、その「住む積極力」を高めてくれる方法の一つとして、住み手も知っておきたい「住宅部位ごとのメンテナンスのポイント」をご紹介します。

屋根「気付かないけど実は傷みやすい大切な部位」

屋根

屋根は日常目につきにくいけど、風雨で傷みやすい部分

自分の家の屋根というのは、普段はあまり目にすることがないため、意外とメンテナンスの配慮から忘れがちですが、実は屋根は太陽や雨や風などから一番守ってくれる部位であり、傷みやすい部分でもあります。しかも、自分では気づかなくても、ご近所や道行く人からは意外と見られている部分でも。お隣の方は窓越しに毎日見ているかもしれませんし、住まいの「顔」の重要な部分でもあります。

スレート瓦や鉄板の場合は、およそ10年を目安に表面塗装の準備を。瓦の場合は素材そのものは耐久性が高いものの、地震などの後はずれていないかなどの点検が必要です。また、室内に不自然な染みをみつけたら、すぐに屋根専門業者に点検してもらいましょう。

水周り「盲点は、見えない床下の水漏れや湿気」

水周り

水周りは汚れやすいうえ、見えない部分の水漏れや腐食にも注意

毎日の洗面やお風呂で酷使する部分でもあり、カビや変色など住まいの中で最も傷みが目立つ部分。おおよそどんな水周り製品も、15年前後で製品自体が劣化してくると思って注意を払いましょう。また、日々利用するものなので劣化に気付きやすい反面、床下の配管経路の水漏れなどは気付きにくいもの。水道料金が上がって初めて水漏れに気付くといった事例もあります。

床下の湿気はシロアリの誘引にもなります。また、日々の掃除の積み重ねの効果が現れやすいのも水周り。排水口の掃除やこまめな換気など、掃除を心がけることによって、劣化や傷みを最小限にできる部分でもあるので、日常的なメンテを心がけましょう。

内装材「傷や汚れは、自分たちでDIY補修しよう」

DIY

最近はホームセンターでもDIYで補修できる道具がそろっている

劣化というより、ひっかき傷がついたり汚れたり、見た目による補修がメインになるところ。最近は自分で貼れるクロスや、クロスの上にDIY施工できるペンキや塗り壁材がホームセンターで手に入ります。自分たちで補修してみるのもいいかもしれません。

ただ、床のきしみがひどい場合や、汚れがカビのようだったら、下地や内部が傷んでいる可能性も大きいので、専門業者による点検が必要。壁面の日々の手入れ(掃除)としてお勧めなのは、意外と昔からのハタキ。壁と建具(ドア)の取り合いの凸凹などもこまめにハタキをかけると汚れません。雑巾かけより楽ですよね。

フローリングなどの床は、汚れ防止のワックスやオイルを年に1~2回塗れるとベスト。小さな傷などは家族の歴史とおおらかに捉え、愛着につなげたいものですが、床専用の補修材なども市販されています。

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河名 紀子

ハウジングジャーナリストが、ライフスタイルからみた一戸建てのトレンド情報を解説。

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