ワケもなくその魅力にぐいぐい惹き込まれて行ってしまうこと、ありますよね。
「ガラクトーイ」はまさにそんな存在でした。
ガラクタから生まれたおもちゃだからガラクトーイ。
単純のようでいて、なかなか一筋縄ではいきません。
見れば見るほど、触れば触るほど、無限の可能性に満ちた、
遊びの玉手箱!いつの間にか夢中になってしまう、
不思議なアート&クラフトなのです。
木の破片から生まれた「ガラクトーイ」

|
とある展示会場での一場面。ざわめいています。
|
ガラクトーイはいらなくなった木の破片から生まれた作品です。
それは異国の少数民族のような、未発見の動物のような、得体の知れない宇宙人のような、
とにかくヘンテコでお茶目でシュールなものたちが、わらわらわらーっと無数に不規則に、大騒ぎで集合しているのです。小さいものはつめの先くらい、大きいものは子供が
乗っても大丈夫なくらい、途方に暮れるほど驚異的な数です。
ひとつひとつ、みんな姿かたちは違っていて、
同じものは全くありません。イジワルだったり、オトボケだったり、物静かだったり。
顔の表情も様々で、一度見始めたら、もう止めることができません。
写真は以前行われた野外の展示会場にて。子供も大人も関係なく足が止まり、
ひっきりなしに手に取っては、興味津々で眺めていました。
ゆるい表情に脱力。子供も夢中です。
作者は福岡在住の森貴義さん。
森さんの実家は工務店で、いつもたくさんの木材がありました。
大工仕事の空き時間に、余った木の破片でなんとなく作っていたのが
ガラクトーイです。元々絵描きでもあった森さん。
自身の作品展のときにこれらを片隅に飾ったり、最初はただ自分の趣味として、
自宅に並べて楽しんでいるだけでした。
そんなことが4年ほど続いたあるとき、とある
ギャラリーから「なんでもアリの公募展」に声をかけてもらい、
軽い気持ちで参加したことをきっかけに、
ジワジワといろいろな人の目に止まるようになったそうです。
「コーヒーとガラクトーイ」展を開催

|
こんなにたくさんいたら、素通りできません。
|
現在、東京・千石にあるカフェ「
八百コーヒー店
」にて展示が開催中(12月28日まで)。
このお店は、地下鉄の駅(A1出口)から上がってすぐの場所である上に、
前面ガラス張りのため、外から丸見え状態。
どどーっと無数に並ぶガラクトーイの強烈なインパクトに、
道行く人が思わず振り返ったり、しばらくガラスに張り付いて凝視していたり。
早くも人気を集めています。
ガラス越しに続々と覗いています。
次ページでは、おもしろ作品にクローズアップ。極秘(?)のスケッチブックも公開!