レースにビーズ、パールにダイヤ。ロマンティックで女の子モードたっぷりのアクセサリー
を作っているそのブランドは「小山兼吉商店」。むむ、カネキチさんとは一体??
品の良いおじいさまが作っていらっしゃるのでしょうか?
アトリエを訪問してみました。
お茶屋のおじいちゃんから屋号を

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アトリエの一角にさりげなく飾られた作品。
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こんにちは!、と扉から覗いたのはおじいさまではなく、
かわいらしい女性でした。
小山京子さんはアクセサリーデザイナーです。
小山さんの実家は代々お茶屋さんを営んでいるそうで、その屋号が
「小山兼吉商店」なのでした。
「兼吉」さんとは、本当に自分の先祖のおじいさまの名前だとのこと。
現在は4代目であるお茶屋さんの屋号をそのままブランド名として受け継いだのだそうです。
ちょっとユニークでインパクトがある名前ですが、
理由は家族愛から来ているものなんですね。
小山さんは専門学校時代にアクセサリーについて学び、
革小物を作る会社へ就職します。
その会社を退職した後、飲食店でアルバイトをしていたら、
自分が昔、仕事で関わっていた革小物を、とっても大事にしているお客さんに
偶然巡り会ったのだそう。
「ずっと使ってくれていたことがすごく嬉しかったんです。
ものづくりの楽しさを実感したときでした。
そんな経験から、やっぱり何か作りたいなあ、と思って。
また私の母は、洋服などを手作りしたりする人で、
子供の頃からものづくりは普通なことでした。
アクセサリーは以前に勉強したことがあったし、
すぐに作れそうな気がして、最初はなんとなく始めたというのが正直なところです」。
編み物は独学 パーツ作りも自分で

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アトリエの様子です。
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部屋の小さな一角がアトリエコーナー。訪れたときは展示会の前でもあったので、
作業の真っ只中。たくさんのビーズやパーツが瓶のフタに入って並べられていました。
小山さんの作品は、糸と金属を組み合わせたものが中心。
糸はオリヅルの絹糸を愛用しています。色の種類が豊富で、繊細な色使いが好みなんだそう。
絹糸には先にビーズを通して下準備しておきます。
それらをパーツと組み合わせ、丁寧に編みこんでいきます。
とても繊細で根気のいる作業!レースのようにひらひらさせたり、ころんとまとめたり。
ところどころにはビーズをアクセントに加えてみたりします。
デザインはスケッチするわけでもなく、手を動かしながら随時考えていくことが多いとか。
昨年より彫金を学び、パーツ類も自分で製作しています。
「売っているものに私の欲しいパーツがなかったので、だったら作ろう、
と思いました。基本的にモチーフは自分の好きなもの。
丸とか、植物みたいなフォルムがなぜか多いですね。
素材をあれこれ変えて、組み合わせを考えるのが好きです。
実は編み物もこの仕事をするまで全くできなくて、
ネットで編み方を調べたり、独学で学びました」。
クレーやカンディスキーなど抽象画が好きだという小山さん。
普段から何気なく見ているものも、作品作りに影響を与えているようです。
右上が手作りの真鍮製パーツ。下のように糸を編みこんで作品を作ります。
次ページでは、作品紹介と展示会のご案内です。