「
購入したほうが得か」、それとも「
賃貸で住み続けたほうが得か」。住まいを考える上で、関心の高いテーマではないでしょうか。当サイトでも一度、「
中古マンション購入と賃貸、どちらがお得?」(2008年 06月 04日掲載)で取り上げています。「
購入VS賃貸」の選択をめぐって、短期的な市況や社会情勢の変化に関わらず、一般的に指摘されている論点を先に整理しておきましょう(下図参照)。
これを見ると、金銭的な負担や資産形成、プラン、将来の変化など、それぞれにメリット・デメリットがあり、単純に損得は決められません。最終的には、
ライフスタイルや価値観によって決めるという結論になることが多いようです。
以上の点を踏まえつつ、昨今の状況に照らして、少し踏み込んだ話をしてみたいと思います。
不況で将来への不安が高まり、購入に踏み切れない?
「買うか、借りるか」を迷っている人の中には、マイホームが欲しいと思いながら購入することに躊躇しているという人もいます。その最大のネックになっているのが、手持ちの資金を頭金などに充てて使い切ってしまうことへの不安や、数千万円の住宅ローンを組むことの重圧感ではないでしょうか。その裏返しとして、手持ちの資金を使い果たすことなく蓄えておける賃貸のほうに気持ちが傾くことがあるのかもしれません。
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| 景気の先行きが読めない今、なかなかその一歩が踏み出せない?(イメージ写真) |
特に、昨今のように景気の先行きが不透明で、ボーナスカットやリストラなどへの不安を持つ人が少なくない状況では、購入に踏み切ることのハードルが高いと思う人も多いでしょう。その一方で、実際に購入を選択した人の反応をみると、「
ローン返済も家賃も、毎月払わなければいけない点では変わりない。むしろ、ローン返済は有限なのに、家賃はずっと払い続けなければならない」「
ローン返済は資産になるけれど、家賃は消費と同じ。家賃を支払いながら貯蓄するのも大変」といった考え方をしているようです。
もちろん、購入した場合でも、広いマンションへ買いかえるのに新たにローンを組まなければならなかったり、築年の古い中古一戸建てでローン返済が終わる頃に建て替えが必要になったりするかもしれません。ずっと賃貸に住みながら、親元の家を相続して家賃の支払いが不要になるケースもあるでしょう。その意味では、どちらにしても絶対的な違いではなく、親子関係や資産状況、どんな家に住むかによって、結論は変わってくるのです。