花粉症の基礎知識・症状・重症度チェック

更新日:2010年09月14日

キク科花粉症の症状・治療法

花粉症の原因で多いのはスギ花粉ですが、秋に出てくる花粉症は、キク科植物の花粉が原因かもしれません。キク科の花粉は8~10月に飛散します。キク科花粉症の症状と予防法・治療法・注意点を説明します。

秋になると、目がかゆい、くしゃみ、鼻水が続く……。それはキク科による花粉症かもしれません。

秋の花粉・飛散時期のピーク

川沿いや畑に見られるキク科。画像はブタクサ(出典:アレルゲンコンパクトブック)

川沿いや畑に見られるキク科。画像はブタクサ(出典:アレルゲンコンパクトブック)

8~10月頃に花粉が飛ぶキク科。代表的なキク科には、ブタクサ、ヨモギ、オオブタクサなどがあります。北米ではブタクサの花粉症が多く、日本でのスギと同じように問題になっています。

キク科の植物は、小花(しょうか)という小さな花が集まって1個の花のように見えるのが特徴。多くは多年草と言い、一度きりではなく、何年も続けて花を咲かせます。いずれも背が低く、川沿い、堤防、畑などに生育していることが多く、背が低いため、飛散する距離がスギより短い傾向があります。イネ科と同様、広く飛ぶ事はありません。

キク科以外の秋の花粉症の原因植物は、クワ科であるカナムグラ、タデ科であるヒメスイバ、ギシギシ、イラクサ科であるカラムシなどです。秋の花粉は、早い場合は8月から飛散し始め、9~10月に本格的に飛散します。

 

キク科の花粉症の症状

キク科の花粉症の症状は、代表的なスギ花粉症の症状と同じです
  • くしゃみ・鼻水・鼻づまり
  • 目のかゆみ・充血
など。主に眼の症状と鼻の症状です
 

秋の花粉症の予防法・治療法

夏から秋にかけて花粉症の症状が出た場合、血液検査をし、キク科花粉症と確認する必要があります。この時期に多いのはキク科なので、まずはキク科の花粉で陽性になるかどうか調べましょう。ブタクサ、ヨモギが代表格です。

キク科花粉症の予防と治療は、基本的には花粉症対策と治療と同じ。
  • 外出時にはマスクや眼鏡をする
  • 家が畑、堤防が近い場合は、窓を開けるとキク科花粉が入ってくるので、窓を閉めておく
  • 畑、堤防が近くない場合は、イネ科の飛散距離は短いので、衣服についた花粉が家に侵入します。侵入した花粉を除くために家を換気したり、家に入る時に服をはらう
  • 堤防・畑などをあまり通らないようにする
花粉症の症状が出ている場合は、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、抗ロイコトリエン薬、ステロイド点鼻薬などを使用します。

花粉症の予防法・治療法を参考にしてください。
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清益 功浩

医学博士。日本小児科学会認定専門医、日本アレルギー学会認定専門医・指導医。他にも、メンタルヘルスマネ…

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