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更新日:2009年05月21日

平均寿命を超えて長生きできる街はどこだ?

街によって平均寿命は異なります。日本一男性が長生きする街横浜市青葉区、川崎市麻生区と一番寿命の短い大阪市西成区では8.6歳もの差があるのです。そして長生きする街には共通する特徴があります。

長生きする街の条件は
住みやすい街の条件でもある

青葉台の住宅街
長寿度の高い街は街並みがきれいなことが多く、お屋敷も目立つ
男性の長寿日本一の街、横浜市青葉区では住民になぜ、長寿なのかを平成20年にアンケート調査しています。これが非常に参考になりますので、ご紹介しましょう。

区民からみた青葉区が長寿である要因

(1) 健康づくりに関心があり、実践している住民が多いから 43.50%
(2) 医療、福祉施設等の社会基盤が整っており、安心して暮らせるから 43.20%
(3) 公園や街などの自然環境に恵まれているから 39.60%
(4) 良好なまちなみが整備され、快適に暮らせるから 29.20%
(5) 地域活動や趣味を楽しむ環境に恵まれ、いきいきと暮らせるから 25.90%
(6) その他 15.10%
(7) 無回答 2.70%
※複数回答
公園
長寿度の高い街には青葉台に限らず、大小取り混ぜて公園が多い
上記のアンケート調査に続き、区は関連データを紹介しているのですが、それらも、青葉区の長寿の理由をみごとに表わしています。例えば、医療機関や有料老人ホーム、公園の数や区画整理後の市街地の地区数、年間収入などは横浜市の18区中トップですし、喫煙率は少なく、健康に気を使っている人も多いなどなど。意識の高い街なのです。

住宅街
経済的なゆとりがなければ、健康について学んだり、スポーツジムでトレーニングをしたりといったことも難しい
そして、その意識の高さは住んでいる人の経済的なゆとりともリンクしています。上記アンケートのその他の自由記載欄で最も回答が多かったのは「経済的に余裕のある人が多い」といった主旨の回答で、全体の7.4%だったとか。利便性の高い、きれいで安全な街は地価も高く、それを払える人が集まります。すると、それが税収につながり、社会基盤の整備につながり、より価値が上がることになり……。街の価値が住む人によってアップするという良い循環が生まれ、それが長寿につながっているというわけです。

そう考えると、このアンケート調査で挙げられた長寿である要因は、(1)を除けば、すべて住みやすい街の条件と言い換えてもいいでしょう。快適で安全で楽しい暮らしができる、住みやすい街=長生きできる街、そういうことがいえるのです。本来、医療、教育に地域差はあるべきではないと思いはしますが、現実的には「どこで倒れるか」が生死を分けるのです。可能であれば、利便性、自然や街並み、社会基盤の揃った、長生きできる街に住みたいものです。
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この記事の担当ガイド

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中川 寛子

20年以上住まいの雑誌編集に携わる経験を生かし、実際に歩いて集めた街情報を紹介。

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