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勝どき、月島最新開発事情

1980年代後半のリバーシティ21に始まり、延々とタワーマンションを中心とする再開発が続いてきた勝どき、月島エリア。そして今も新しい開発が続けられています。その最新事情をご紹介します。

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住まいと街の解説者。街選びのプロが地盤、地形、歴史から街を紹介

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勝どき、月島とその他エリアの位置関係は?

取り上げるエリア
今回取り上げたエリアの概念図。赤いドットは再開発エリアを意味する


勝どき5丁目では
もうひとつの計画も進行中

都営月島アパート
周囲をタワーマンションに囲まれた都営月島アパート。入居者は高齢の方が多いと聞く
もうひとつ、勝どきでは銀座を背に右方向、勝どき5丁目でも再開発の計画があります。それが老朽化した都営月島アパートを中心とする建替え計画。近くにある墨田工業高校月島分校跡地に新しい建物を建設、住民をそこに移した後で都営アパートの敷地に50階を越すタワーを建てるというものです。これについては2009年に再開発準備組合ができた段階ですので、詳細はまだまだこれから。1300戸もの住宅が供給されるとの噂もあり、動向に注目したいところです。

虎ノ門の環状2号線工事現場
虎ノ門ではすでに環状2号線を含めた整備計画が進行している
また、この計画には築地市場移転、環状2号線整備計画も絡んでおり、地元では賛否両方の声が出ています。築地市場に関しては2014年に豊洲に移転することで計画が進んでいますが、その跡地の一部を、神田佐久間町から四谷、赤坂見附、虎ノ門、新橋を経由して有明に至る環状2号線に利用しようというのです。環状2号線とは昭和21年から延々と続けられている都心部の渋滞を解消する新しい道路で、平成10年に再開発事業の都市計画が決定した新橋・虎ノ門エリアでは一部整備が始まっています。この路線の汐留から勝どき部分は当初地下トンネルとされていましたが、勝どき5丁目の再開発とセットで地上化するとの予測があり、それによる環境悪化に疑問の声が出ているのです。ただし、築地市場の移転自体に紆余曲折もあり、今の時点では先行きは不透明。現時点での完成目標は2015年度です。

月島小学校
勝鬨橋際にある月島第二小学校は開校100周年。他にも同様の歴史のある小学校も多く、このあたりが古くから埋め立て、開発が行われてきた地域だということが分かる
以上の計画の多くに都営住宅が絡むことからお分かりいただけるように、このエリアには古い都営住宅が複数点在しています。中には月島アパートよりも古い建物もありますから、今後、そうした建替えなども順次行われていくはず。民間のマンションでも築30年を越す物件があるほどですから、そろそろ新旧交代の時期といえるのかもしれません。また、それぞれの計画では住宅、オフィスだけでなく公開空地、公園なども整備されるはずですから、現在よりも緑の多い街並みに変わっていくのではないかと思われます。

豊海公園
朝潮運河沿いにある豊海公園から晴海方向を望む。この公園にはテニスコート、運動場などもあり、子どもを連れたお母さんたちの姿も多い
勝どきの隣、豊海町は現在、水産物関連の倉庫、関連施設が中心ですが、老朽化した設備も多いことから、中央区はいずれこの地域の整備も計画しており、将来的には大きく変化する可能性も。勝どき5丁目エリア同様、環状3号線なる新しい道路整備の計画もあります。

月島、もんじゃストリート裏手でも
新たなタワーの計画が

月島
再開発エリアでは既存建物の取り壊しなどが始まっている
佃のリバーシティから始まり、駅周辺までにタワーが並ぶ月島でも、もんじゃストリート裏手の月島1丁目でも新たなタワーの計画が持ち上がっています。こちらは再開発準備組合が2009年度中の都市計画を目指して準備を進めており、予定地も徐々に更地になりつつあります。

路地
通りから少し入ると、細い路地を挟んで木造住宅が向かい合う、昔ながらの風景が残されている
勝どきもそうですが、月島、佃にはまだまだ古い木造住宅が密集する下町らしい街並みが多く残っており、風情はあるのですが防災面では不安もあるエリア。遊びに行く人間としては、風情を良しとは思うものの、住む場所として考えると、いずれは変わっていくはず。できることであれば観光資源としての街並みと、安全さが両立するような方向であってほしいものです。

生活雑貨の店
飲食店、物販店ともに新しい感覚の店が増えており、大規模店メインの地域とは異なる楽しさがある
ところで、この地域はもんじゃが全国的に有名ですが、築地市場が近いことから新鮮な魚介を安く食べさせる店や焼き豚、レバーフライに煮込みなど下町らしい名物も多く、意外にグルメな街。最近ではしゃれた生活雑貨の店などもできており、年々変化していることが伺えます。たまにはもんじゃ以外を試しに行ってみると、新しい発見があるかもしれません。

更新日:2010年11月04日

(公開日:2009年10月22日)

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