確実に高まる
食の安全への関心
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| 都心では広場などを利用して農産物の直売などが行われるようになっている。写真は六本木ヒルズで行われているヒルズマルシェ。都心でもこうした場を利用すれば新鮮な野菜が手に入る |
添加物や危険な食品など、ここ2~3年、食の安全を考えさせられる事件が相次ぎました。その結果、安全な食を求める人が増え、無農薬野菜の宅配や産直野菜を売りにする店などの増加が目に付くようになっています。しかし、都内でも都心にいれば感じないかもしれませんが、首都圏にも農業、漁業など第一次産業はちゃんと存在しています。その気になって見回せば、マンションが建ち並ぶ住宅街の向こうに農地があり、新鮮な野菜が栽培されています。住宅を探しに行く時にはつい駅前のスーパーに目が行くかもしれませんが、ほんの少し視点を変えればより、食卓は安全になるはず。しかも、送料その他がない分、お手頃価格で新鮮食品が手に入りますから、今の時代、利用しない手はありません。
東京都
23区でも練馬区、板橋区、世田谷区などには直売所が点在
最近はブルーベリーの摘み取りも人気
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| 国分寺市、国分寺崖線からの湧き水を利用して売られていた冷やしトマト。おいしくないはずがない! |
地元の新鮮野菜を手に入れるなら、まず探したいのが
直売所。地元の農家、あるいはJAなどが開いており、場所によっては普通の店舗同様に毎日営業している場所も。一時期ほとんど栽培されなくなっていた大蔵大根や亀戸大根といった江戸野菜を復活、販売している直売所もあり、グルメなら試してみるのも面白いかもしれません。また、野菜だけでなく、果物、卵、手作りの漬物、梅干、味噌、こんにゃく、ジェラートなど幅広い食品も売られています。食品以外では植木や苗、鉢植えなどもあり、ガーデニング好きにもお勧めです。
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| 最近の直売所にはこんなロッカー形式のものも |
もうひとつ、最近密かに人気を集めているのが、果物狩りが身近で楽しめる
観光農園。梨やぶどうといった昔からある果物に加え、このところ、増えているのがブルーベリー。市部を中心にあちこちで楽しめますから、摘んできて自家製ジャム作りに挑戦してみるのも楽しいかもしれません。
神奈川県
野菜はもちろん、
湘南エリアなら地元の新鮮な魚も手に入る
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| 観光客にも人気の鎌倉の直売所。広いスペースに季節ごとの野菜が並べられる |
神奈川県のうれしいところは、海も山も畑も身近にあること。そのため、県内の
朝市、直売所では農産物、果物やそれらの加工品に加え、海産物、きのこ類なども購入可能。湘南エリアの朝市ではその日取れたばかりのぴちぴちの魚が買えるのです。ちなみにこの地域で取れる魚としては、あじ、さば、かます、すずき、ひらめ、いか、かさごなどがあり、特にあじは名物のひとつ。しらすも湘南しらすというブランド名で出ています。また、シクラメンやカーネーション、パンジーなども売られています。きのこでは椎茸、なめこ、ひらたけなどが栽培されています。
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| 三崎その他神奈川県には漁港が多く、それぞれの漁港に直売所がある。羨ましい |
しかも、わざわざ遠くまで行かなくても街中の
サポート店と呼ばれる店でも県産品が買えるようになっており、ごく普通の大手チェーンでも地元産のコーナーがあるのだとか。横浜、川崎の中心部など、さすがに農地はない場所でもこれなら、日常的に地産地消を実現できます。
埼玉県
米やお茶、小麦粉など県の特産品も含め、
幅広い食品が揃う
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| 米も精米したてがおいしいというから、直売所で試してみよう |
埼玉県では東京都、神奈川県ではほとんど見られなかった米やお茶、小麦粉などが売られているのが特徴。その場で精米してくれる直売所もあるので、よりおいしく食べられるはずです。狭山茶は日本でも有数のお茶のブランドですが、それが身近で作られ、売られていると思うと楽しいもの。
直売所といいつつ、レストラン併設、そばやうどん、こんにゃくの手作り体験ができるところもありますから、観光のつもりで訪れてみてはどうでしょう。
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| 山間部の直売所では都心のスーパーではお目にかかれないようなきのこが売られていることも |
また、埼玉県でも神奈川県のように、中心部では
県産農産物サポート店が利用できます。市町村別に検索でき、自分の身近で買える店が簡単に調べられる点も◎です。
千葉県
農林水産物直売所に朝市、夕市、
農林水産業体験ツアーまである充実ぶり
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| 千葉県では温暖な気候を生かして、花の栽培が盛ん |
千葉県も神奈川県同様、野菜だけでなく海産物も各種揃います。道の駅なども含め
農林水産物直売所は数多く、レストランを併設しているところも。また、朝に晩にと店を開ける
朝市、夕市もあちこちにあります。
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| 千葉県、神奈川県では地元産の魚をメインにした地魚寿司に力を入れている店も多い |
また、グリーン、ブルーツーリズムに力を入れる千葉県では
レストラン、民宿を開いている農家、漁家も多く、農業体験、漁業体験が楽しめるところも。ただし、館山市、鴨川市、南房総市など都心からは離れたところが多いので、日常的な利用はちょっと辛いかもしれません。面白いのは、県で行っている
農林水産業体験ツアー。農林水産業だけでなく、煎餅焼き体験、醤油工場見学など、千葉の物産について知ることができ、食全般に関心を深められる内容が揃っています。
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| 農地も身の回りのひとつ。都市農業には後継者その他様々な問題があるが、都市居住者の食、環境のためにも頑張っていただきたいもの |
首都圏といっても、元々は農業、漁業、林業などを行っていた地域もたくさんあります。都会だ、都会だと決め付けず、地元の農林水産業を応援したいものです。