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結婚の最大の理想と幻想―四位一体幻想―

恋愛、結婚、セックス、子どもは、それぞれに独立した要素。結婚したら、他の3つも自動的に満たされると思うことを四位一体幻想と命名しました。一人に全てを求めようとせず、自分が望む優先順位を明確にしよう!

西郷 理恵子

執筆者:西郷 理恵子

恋愛ガイド

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最大の理想と幻想

■四位一体幻想
■四位一体幻想
多くの人は恋愛のゴールを結婚と考え、結婚すれば満たされたセックスと、子どもがセットで自動的に手に入ると盲目的に信じがちです。しかし、これこそが結婚における最大の理想であり、最大の幻想でしょう。「恋愛、結婚、セックス、生殖(子ども)、はそれぞれに独立した要素であるにも関わらず、一人に全てを求めようとする概念」を四位一体(よんみいったい)幻想と、私は名付けました。

四位一体幻想

この4つの要素の関係性を一つ一つ厳密に、検証してみましょう。

1【結婚 - 愛】:恋愛相手と結婚相手は別だと言う人もいます。好きでも、生活力がない相手とは結婚できないと、恋人と別れる人もいます。逆に、愛していなくても、条件を満たせば結婚できる人もいます。歴史的に見ても、愛によって結婚するのが主流になったのは、近代になってからで、当人の意思に関係なく、親や親族が結婚相手を決めた時代が長く続きました。

2【結婚 - 生殖】:結婚の最大の目的が、家制度の維持であった時代には、結婚に子どもは不可欠でした。「嫁して三年、子なきは去る」という言葉が存在したように、子どもができなければ離婚させられることもありました。あるいは、養子をしてでも後継ぎが必要でした。しかし、今はそうとは限りません。子どもが産まれたことで、夫婦の関係が深まる人もいれば、夫婦の関係が変化し、離婚のきっかけになる人もいます。

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