文章:福一 由紀(All About「住みやすい街選び(関西)」旧ガイド)
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昭和52年から現在まで、30年間の基準地価のグラフ。青が東京圏、ピンクが大阪圏、黄色が全国のグラフ。15年連続で下落していたが、横ばいになってきた
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2006年(平成18年)7月1日時点の基準地価が、9月19日付けで国土交通省から公表されました。
2005年基準地価:大阪圏でも下げ止まりの傾向 地価上昇の人気住宅街は?の記事でも紹介したように、地価の指標のひとつである基準地価。2005年の発表では下げ止まりの傾向が見え始め、人気の住宅地では、ちらほらと上昇しはじめていました。
15年間連続して下落していた地価がどうなるかと注目されていた、2006年の基準地価の発表。関西エリアの基準地価の動向を昨年のデータと比較しながら、見ていきたいと思います。
大阪圏:15年連続下落していた地価が横ばいに
大阪圏(大阪府全域と、兵庫、京都、奈良各府県の一部)の住宅地の動向を見てみましょう。
下の左の表は、大阪圏の今年と昨年の変動率です。平成17年7月から平成18年7月までの1年間での地価は、横ばいの0.0%となっています。平成15年から16年では下落率が6.8%、平成16年から17年では下落率3.7%と、15年間の間連続して地価が下落してました。しかし、今年は下落もストップして、横ばいになったということ。地価の冬の時代も、やっと終わりになったというところでしょうか。
さらに、今年の前半だけに注目したのが右の表です。1~3月期の神戸市と4~6月期の奈良県を除くと全て上昇となっています。大阪圏全体では、0.3から0.4ポイントの上昇となっていますね。この傾向が続けば、来年の大阪圏の基準地価は、上昇していることが予想されます。
大阪圏住宅地の地域別変動率
平成17年・平成18年
| | 平成17年 (平成16.7.1~ 平成17.7.1) | 平成18年 (平成17.7.1~ 平成18.7.1) |
| 大阪府 | △ 3.9 | 0.0 |
| ・大阪市 | △ 2.0 | 1.1 |
| 中心6区 | △ 0.2 | 3.1 |
| ・北大阪 | △ 4.2 | 0.4 |
| ・東大阪 | △ 3.4 | 0.6 |
| ・南大阪 | △ 4.8 | △ 1.2 |
| 堺市 | △ 2.6 | 0.8 |
| 兵庫県 | △ 2.5 | 0.7 |
| ・神戸市 | △ 4.2 | △ 0.7 |
| 東部4区 | △ 0.3 | 2.9 |
| ・阪神地域 | △ 0.9 | 2.0 |
| 京都府 | △ 4.4 | 0.1 |
| ・京都市 | △ 3.0 | 1.7 |
| 中心5区 | △ 0.8 | 3.3 |
| ・その他 | △ 5.4 | △ 1.2 |
| 奈良県 | △ 4.1 | △ 1.4 |
| ・奈良市 | △ 3.2 | △ 0.4 |
| 大阪圏 | △ 3.7 | 0.0 |
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平成18年前半
| | 1~3月期
(平成18.1.1~ 平成18.4.1) | 4~6月期 (平成18.4.1~ 平成18.7.1) |
| 大阪府 | 0.3 | 0.5 |
| ・大阪市 | 0.5 | 0.7 |
| 中心6区 | 1.6 | 1.5 |
| ・北大阪 | 0.4 | 0.7 |
| ・東大阪 | 0.5 | 0.8 |
| ・南大阪 | 0.0 | 0.0 |
| 堺市 | 0.4 | 0.6 |
| 兵庫県 | 0.3 | 0.5 |
| ・神戸市 | △ 0.2 | 0.1 |
| 東部4区 | 0.7 | 1.1 |
| ・阪神地域 | 0.8 | 0.9 |
| 京都府 | 0.6 | 0.7 |
| ・京都市 | 1.0 | 1.1 |
| 中心5区 | 1.9 | 2.1 |
| ・その他 | 0.2 | 0.3 |
| 奈良県 | 0.1 | △ 0.1 |
| ・奈良市 | 0.5 | 0.1 |
| 大阪圏 | 0.3 | 0.4 |
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大阪市中心6区…北区、福島区、中央区、西区、天王寺区、浪速区の各区
北大阪…豊中市、池田市、吹田市、高槻市、茨木市、箕面市、摂津市、島本町、豊能町、能勢町
東大阪…守口市、枚方市、八尾市、寝屋川市、大東市、柏原市、門真市、東大阪市、四條畷市、交野市
南大阪…大阪市、北大阪、東大阪を除くその他の大阪府
神戸市東部4区…東灘区、灘区、兵庫区、中央区の各区
阪神地域…尼崎市、西宮市、芦屋市、伊丹市、宝塚市、川西市、三田市、猪名川
京都市中心5区…北区、上京区、左京区、中京区、下京区の各区
京都、大阪の都心部では3%以上の上昇も
平成18年の地価上昇を見てみると、大阪中心6区で3.1%、京都の中心5区で3.3%の上昇と、他エリアより上昇率が高いのがわかります。いずれも、平成17年は下落していたのに、平成18年は一気に3%以上の上昇。地価がかなりアップしている様子がわかります。
兵庫県では、神戸市東部4区や阪神地域で上昇率があがっています。京都や大阪の中心部ほどには及びませんが、いずれも2.0%以上。京都、大阪に続き、兵庫も都心部で、交通の便がよい人気の住宅地が上昇してきています。
次のページでは、上昇率が高いエリアなどを詳しく見てみましょう。