アパート・マンション経営のはじめ方
更新日:2005年06月04日
アプローチの改善で、希望の建物が出来る! V・Eを活用しよう!
今回は、建築途中でもコストを抑えて、機能も下げない方法についてお伝えします。この方法を知ることにより、現在建築中の建物にこの手法を取り入れることができます。
建築途中でも出来る、コストを抑えて、機能も下げない方法とは?
梅雨が明ければ後は夏を待つばかりの季節になりました。
現在、アパート・マンションを建築されている方の中には、1年の中で2番目に入居希望者の動きがある、(1番目は2月・3月)9月・10月に完成間に合わせるために、急ピッチで建築工事を進行されている方も多いと思います。
今回は、建築途中でもコストを抑えて、機能も下げない方法についてお伝えします。
この方法を知ることにより、現在建築中の建物にこの手法を取り入れることができます。
建築途中でも、設備・仕様に目を配ろう!
アパート・マンション建築には、当然に収益とのバランスを考慮して、建築をしなければなりません。
しかし、収益に目を配るあまり、あなたの希望が叶わず、
「エントランスのアプローチをもっといいものにしたいけど、あと100万円掛かってしまう・・・」
「本当は、防犯カメラシステムを設置したかったけど・・・」
といった最大限、あなたの希望を充たされていないケースも少なくありません。
大抵の場合、建築工事が始まると、内部・外部の仕様変更をせずに、建築会社の提案通りの仕様で決めていることでしょう。
しかし、建築途中でも仕様の変更は可能です。
バリュー・エンジニアリング(V・E)とは?
『バリュー・エンジニアリング(V・E)』という言葉があります。
建築用語としても使われる言葉で、直訳しますと、『価値工学』になります。判りやすく言えば、最小のコストで必要な機能を達成するために製品やサービスの機能を組織的に改善していく手法です。
組織的に改善していくとは、建築現場で言えば、施工会社や設計士が、必要な機能を達成するために、コストを抑えながら、建築材料や機能を下げずに維持するために努力していくことです。
以前私が、お手伝いしたクライアントさんの物件で例にしますと、
『最近は治安が悪いのでエントランスに防犯カメラを設置したい。』
とクライアントさんから要望がありました。そこで、カメラ費用を捻出するために現場の方々に「コストを抑えられる項目を挙げてもらいたい」と要望を出しました。
すると、各部屋内に設置するTV付きインターフォンを壁への埋め込み型(インターフォンを壁に埋め込むため、壁が出っ張らない)から露出型(壁に引っ掛けるようにインターフォンを取り付ける方法)に替えることでコストを約100万円抑えられることが判りました。
インターフォンが壁にぶら下がった状態か、壁に埋め込まれた状態の違いだけで、インターフォンの機能自体は全く変わりありません。
100万円のコスト削減したお陰で、エントランスに2個・エレベーター内に1個の計3個の防犯カメラと映像を24時間録画できるデジタルレコーダーを設置することができました。
このように、現場関係者と協力しながら、コストを抑えて機能を下げない方法が『バリュー・エンジニアリング』です。
建築途中でも、見積書に目を通して、コストを下げられる項目が無いか、または希望を充たすために、コストを下げられる項目がないか、アプローチを変えて考えてみるのも一つの方法です。
現場の方々の協力が必要ですが、是非実践してみてください。
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