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| 現場で構造検査を行う様子 |
なぜ、構造計算書偽造が起こってしまったのか?
『首都圏でマンション構造計算書偽造、耐震性不十分の恐れ』11月17日衝撃的な見出しが新聞に掲載されました。事の発端は、建物の構造設計を担当する設計会社でした。本来、設計士は耐震に耐えうる為の構造設計をしなければなりません。しかし、今回の事件は本来の建築基準法の基準にはるかに満たない数値で、設計が偽造され建物が建てられたことが発覚しました。
同じ建築業界に身をおくものとしてとても残念でなりません。
今回の偽造は、民間の検査機関も見抜くことができなかったのですから、大家さんやマンションを購入する人は、いったい何を信じればいいのかとても不安に感じていることと思います。
そこで今回は、こういった最悪の事態にあなたが巻き込まれないための、自衛手段についてお話しましょう。
設計には大きく3人の設計士が関与する
当たり前ですが、建物の図面は、設計士によって図面が作成されます。
この図面に基づき建築されるのですが、実は、この図面の作成には、1人の設計士だけでなく複数の建築士が共同で設計を行っているのです。
具体的に設計には、大きく3つの設計事務所が関与します。
1.意匠設計事務所・・・建物の「間取り」「内部分」「デザインの設計」「カラー設定」などを行う
2.設備設計事務所・・・建物の「消防設備」「電気設備」「給排水設備」などを行う
3.構造設計事務所・・・建物の「構造躯体」について、建築基準法に基づいた構造設計(建物の安全性の検証)を行う