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| 客付け業者の事情を把握して戦略を練りましょう |
募集状況に異変 優良物件でも空室だらけに!?
先日、関西の大家さんから、以下のような相談がありました。
「5年前に新築マンションに建てたのですが、今年、全然空室が埋まらなくて困ってしまいました。高めの家賃設定でも十分に埋まる、好立地なのですが、4月になっても、かなりの空室が残ってしまいました。去年までは、放っておいても埋まったのですが、一体どうすればよいのでしょうか。」
「いつもの空室相談」と思いきや、お話を聞いていると、実はこのご相談の背景には、ちょっと複雑な背景が絡んでいました。そこで、今回はこのご相談の背景と、その対処法をお伝えしようと思います。
背景その1 ファンドによる供給物件の急増
この問題の原因について何か心当たりがないか、先ほどの大家さんに聞いてみました。すると、次のような答えが返ってきました。
「いや、何といってもファンド物件です。2年前からファンドがどんどん進出してきて、丁度今年、一気に供給が始まりました。なんと、近くでも200戸は供給が増えています。それでも、ちょくちょく内見者は来ているようなので、のんきに構えていたのですが、とんだ誤算です。こんな場合は、どのような対策が必要でしょうか・・・」
なるほど、近くで例年より200戸も供給が増えれば、確かにアパ・マン激戦区です。でも、内見者がキチンと来ているのであれば、あとは、「いかに成約させるか」が焦点になります。その場合、対応策の一つは【物件の差別化】です。
近くの物件と比べてみて、差別化できる特徴があれば、内見者にアピールすることが必要です。あなたの物件の良さがキチンと伝われば、きっとその物件を気に入ってくれるはずです。
ところが、ここで大家さんから、面白い発言がありました。
「確かに【物件差別化】は大事ですよね。自分の物件が埋もれてしまわないように気をつけます。でも、ひとつ引っかかることがあるんです。」
「この物件、立地は抜群だし、建物にも、それなりにお金をかけております。間取りも外観も設備も良い物件だと思っています。決して周りの物件に引けは取らないと思うのです。」
「くわえて、この間、断腸の思いで家賃も下げました。ですからファンド物件よりも絶対に条件が良いはずです。それでも空室が埋まらないのが、良く分からないのです。」
さて、実は、ここが今回の相談の問題点です。優良物件が、なぜ他の物件に埋もれてしまうのか。ここには、客付け業者の背景と、思惑が絡んだ原因があるのです。早速次ページで解説いたします。