住宅リフォーム/リフォームのトラブル・失敗

イメージ通りにリフォームする3ヶ条(2ページ目)

リフォームをイメージ通りに完成させる3つのコツをご紹介します。「図面通りには完成したけれど、想像と違った……」 と言う後悔は多いもの。リフォーム前にイメージを具体化させましょう。

尾間 紫/Yuu

執筆者:尾間 紫/Yuu

リフォームガイド

イメージ通りにリフォーム!
コツその1:パースやインテリア写真で立体的に理解する

立体的な空間活用をした子ども部屋のパース図。リフォーム後の様子がわかりやすい(OfficeYuu)

立体的な空間活用をした子ども部屋のパース図。リフォーム後の様子がわかりやすい(OfficeYuu

平面図や展開図 (壁面を書いた図面) を見ても、そこから実物の立体的なイメージを持つのはなかなか難しいものです。

キッチン、大型造作収納、天井や壁のデザイン部分など、立体的な理解が需要になる場所は、リフォーム業者に具体的なイメージがつかめるプレゼンテーションを依頼しましょう。

例えば、家の中を立体的にあらわしたパース図や3D画像があれば、平面図だけではわからない高さや立体的な雰囲気をイメージしやすくなります。大型リフォームの場合は模型製作も可能ですが、依頼前に費用の確認をしておきましょう。

また同じ商品を使った室内写真や、イメージの似たインテリア写真を見せてもらうのも、イメージを具体化するのに役立ちます。

 

イメージ通りにリフォーム!
コツその2:ショールームと家とでは見え方が違う

ショールームは広くて明るい。家とは状況が違うことを頭に入れて(パナソニックショールーム)

ショールームは広くて明るい。家とは状況が違うことを頭に入れて(パナソニックショールーム)

キッチンやシステムバス、便器などの実際の使い勝手や大きさ、手触りはカタログを見ているだけではわかりません。

ショールームで商品の実物を見ることができる場合には、必ず行って確認しましょう。ショールームは、ディスプレイを見て回るだけでもインテリア作りの参考になります。

ただしショールームと家とでは、モノの見え方が違います。ショールームは普通の家より天井が高く、面積が広く、照明は明るく作られています。何より間仕切り壁がありません。

家の中では、「想像より大きい!」 「想像より色が暗い!」 と感じることが多いので注意して下さい。特に家では、ショールームで見た時より暗く濃い色に感じやすいので、少し明るめを選んでおくといいでしょう。

ショールームへ行く前に準備しておくモノ、ショールームで陥りやすい失敗を下記でご紹介していますので、あわせてご覧ください。
■リフォーム成否のカギ! ショールーム利用術

 

イメージ通りにリフォーム!
コツその3:小さなサンプルと実物は大きく違う

扉や家具に使う材料の実物見本が貼り付けられたサンプルブック。

扉や家具に使う材料の実物見本が貼り付けられたサンプルブック。

壁紙クロス、扉材、フローリングなどを選ぶ時には、必ず実物サンプルを見て選びましょう。カタログの写真では、実際の色合いと微妙に違いますし、素材感もわかりません。

また大きな面積を占める材料を、小さなサンプルだけで選んでしまうと、イメージと全く違ってしまう可能性があります。

まずは小さな見本が貼り付けられたサンプルブックの中から、気に入ったものを数点ピックアップし、それらの大きめ実物サンプルを取り寄せてもらいましょう。

 

特に色選びで失敗しやすいのは面積が大きい外壁塗装と、壁紙クロスです。下記に失敗しない色の探し方、選び方をご紹介していますので参考にしてみて下さい。
■外壁塗装リフォームの色選び! 失敗しない色の探し方
■絶対に失敗しない! リフォームの壁紙選び

【関連記事】
■イメージと違うを防ぐ! 賢いサンプル選び3つのポイント
■リフォーム失敗! あなたと業者はズレている
■触る聴く! 内装リフォームはここをチェック


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