住宅リフォーム/収納リフォーム

クローゼットはこう作る、収納リフォーム術(2ページ目)

クローゼットはこう作る!衣類が片付く使いやすいクローゼットを作るリフォーム術をご紹介します。使いやすい扉の選び方、壁面vs.ウォークインではどっちが便利?カビの被害の防ぎ方もご紹介します。(2017年改訂版、初出:2007年6月)

尾間 紫/Yuu

執筆者:尾間 紫/Yuu

リフォームガイド

ポイント2 - 壁面クローゼットvs.ウォークインクローゼット!メリット・デメリット

クローゼットを作るリフォームでは、壁面に一列に洋服を並べる壁面クローゼットか、収納専用の部屋を作るウォークインクローゼットか、悩む人も多いことでしょう。まずはそれぞれの、メリット ・ デメリットをよく知っておきましょう。

壁面クローゼットのメリットは、洋服が横一列に並ぶので、ひと目で洋服が選びやすいところです。また洋服をパイプに掛けるという面では、単位面積あたりの着数が多く、狭い面積を有効に使うことができます。と言うわけで、とにかくたくさんの洋服を吊るしたい! という人は壁面スタイルが向いています。

ウォークインクローゼットのメリットは、スーツケースなどのかさばるものを床置きできるところです。雑多なモノをはじめ、布団なども全部まとめて収納できるように作ることもできるので、片付けがしやすく部屋の中がスッキリします。

壁面クローゼットとウォークインクローゼット

左:壁面クローゼット、右:ウォークインクローゼット
単位面積あたり掛けられる洋服の着数は、壁面クローゼットのほうが多く、上のプランだと約1.5倍(パナソニック


ウォークインクローゼットのデメリットは名前の通り、中に歩くスペースが必要なところです。その分の面積を換算すると、単位面積あたりのパイプに掛けられる洋服の着数は、壁面クローゼットが上回ります。上の写真のプランでは、単位面積あたり、壁面クローゼットのほうが1.5倍ほど多く掛けられます。

収納したい衣類の種類と数、間取りや面積で選ぶ

このように、洋服を吊るすだけなら壁面クローゼットが圧勝です。しかし何でもまとめて収納したいならウォークインクローゼットが有利と、それぞれの収納には性格があります。

大型のウォークインクローゼット

洋服を吊るすだけでなく大物の収納や着替えもできるなど、衣の総合スペースとして機能させることができる(ユニオン


どちらのスタイルが向いているかは、収納したい衣類の種類と量、現在の間取りや取れる面積によって変わります。まずは自分の生活スタイルならどちらが使いやすいのかをよく考え、自分にとって使いやすいクローゼットを作りましょう。

次のページでは、 意外なクローゼットの弱点!洋服を守る方法をご紹介します。
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