敷金返還を入居者に代わって交渉してくれる会社が登場しました。会社名は
ネゴシエーターズ。直訳すると交渉人。かなりベタな社名です(笑)。興味津々でネゴシエーターズの鈴木社長を取材してきました!
加藤:鈴木社長、体でっかいですネ~!(まず、和むために本筋とは違う質問で・・)鈴木:柔道をやってましたんで。大学時代は学生選手権優勝メンバーだったんですよ。小川直也さんとも対戦したことがあります。負けましたが・・(笑)。
加藤:本題に入りますが、このビジネスをはじめたきっかけは?鈴木:「敷金20万預けていたのに、ほとんど戻されないのは納得できない。でもどうやって交渉したらいいのかわからない・・・」
こういうニーズは昔からあるのですが、弁護士に頼むには費用が高く、自治体の相談窓口は、相談にはのってくれますが交渉まではしてくれません。この隙間をうめようとネゴシエーターズを起業しました。
そこでネゴシエーターズは、入居者に代わって交渉まで行い、交渉費用は成功報酬(敷金返還額の30%)というシステムにしました。加藤:いつから、こういうビジネスをはじめたんですか?鈴木:実はまだ、はじめたばかりなんです。今年(2004年)の1月にHP を作ってみたら、反響がすごい。特に広告もしてないんですが、マスコミも取材にくるし、その反響のすごさに驚いています。加藤:はじめられてから実績はどのくらいできましたか?鈴木:約100件です。TVや雑誌の取材が、複数社から来ていますので、それらに掲載されはじめると、実績が急増するのではないでしょうか。
加藤:貸主や管理会社と実際に交渉をして、感想は何かありますか?鈴木:管理会社はまだいいのですが、貸主は勉強不足、認識不足のケースがかなり多い。交渉人としては、相手の知識がない場合は、国のガイドラインや判例を1から説明することになります。貸主に現状理解をしてもらえれば、交渉は比較的スムーズに進みます。加藤:何かエピソードはありますか?鈴木:交渉相手の貸主から、お礼を言われたことがあります。「現状をきちんと理解できた。ネゴシエーターズさんのお陰です」と。もちろん敷金も当初提示よりも戻していただきました。加藤:敷金清算トラブルは、貸主が現状ルールを認識していないから起こるケースが大半なんですね。加藤:交渉決裂した場合は、訴訟になるのですか?鈴木:今までのケースでは、訴訟まで発展したことはありません。仮に訴訟になるとネゴシエーターズの業務範囲外になりますので、そのときは弁護士をご紹介する等で解決をはかることになります。ネゴシエーターズさんが交渉代理をすることによって、ほとんどの場合、敷金返還額が多くなっているという事実。インタビューを終えて、不動産業界の人間としてはちょっと寂しく感じました。
不動産会社は「知識があって、うるさく(?)言ってくる人には、敷金をきちんと戻して、言ってこない人には敷金はきちんとは戻さない」という風土が、まだまだ残っているのではないでしょうか。
ネゴシエーターズの鈴木社長は「相談された方に、とても感謝されるので、大変やりがいがある。」とおっしゃていました。
入居者にとっては、心強い味方の登場です。
こういう会社の登場で、敷金清算がより透明化され、トラブルが減少するといいですネ
<今回の取材先>
●ネゴシエーターズホームページ http://www.nego.co.jp/
<関連サイト>
●トラブル多発 退去するときの敷金清算