「通貨安」に走る世界各国
2008年の世界金融危機からずっと不況が続いていますが、この不況の中で世界各国は何とか自国の通貨を安くしようとしているのが現状です。その方が、輸出に有利に働くためです。
最たる例が中国で、中国は最近まで通貨である人民元を米ドルに対して固定するドルペッグ制を採っていました(詳しくは「
身近な影響も。人民元切り上げで変わること」)。しかしアメリカなどからの圧力もあり、今年2010年6月に変動相場制に移行。その後は一応自由な為替市場で取引をされていることになっていますが、中国政府は元が強くなりすぎないよう随時為替市場に介入しています。
アメリカやヨーロッパも、意図的に通貨安にもっていこうとはしていないまでも、ドル安やユーロ安は自国の利益になるとして、容認しています。
日本もこれ以上の円高は許容できないので、介入によって円安に持ち込もうとしています。