感染症/口唇ヘルペス

口唇ヘルペスの薬について

疲れがたまったり風邪など免疫力が低下すると、口の周りにヘルペスが何度もできてしまうと悩んでいる方はいらっしゃいませんか。口唇ヘルペスの薬は、2007年より薬局で購入できるようになりました。

三上 彰貴子

執筆者:三上 彰貴子

薬剤師 / 薬ガイド

口唇ヘルペスの薬について

口唇ヘルペス
ヒリヒリなどの初期症状から使い始めましょう
Q:風邪などで体調が悪くなったり、疲れがたまってくると、すぐに唇の脇のあたり(口角)に、ヘルペスができてしまいます。
痛いので最初は病院で薬をもらっていました。放っておくと治るのですが、薬局でも購入できると聞きましたが、どのような薬なのですか。

A:はい。そうですね。ヘルペスができると場所によっては、食事でしみたり、話すときに痛かったりなど、辛いですよね。
ご質問の薬は、2007年10月に2社から発売された「ヘルペシア軟膏(大正製薬)」と、「アクチビア軟膏(グラクソ・スミスクライン)」だと思います。

両方とも成分は、抗ウイルス作用を持つ「アシクロビル」を5%含む軟膏タイプのお薬です。

このお薬の適応症は「口唇ヘルペスの再発治療薬」ですので、初めて口の周りに疱疹ができた場合は、自己判断でこの薬を購入して使用することはできません。まず、医師の診断が必要です。

口唇ヘルペスの診断を一度でも受けたことがある人は、同じような症状の場合、薬剤師と相談の上、購入して使うことができるお薬です。

また、この薬は口唇ヘルペスができてからではなく、初期症状のひりひりやピリピリ感を感じたときに使う方が、それ以上酷くなったり、水泡の発症を抑えることもありますので効果的です。

なお、使用して4~5日経っても、改善が見られない、また何かおかしいなと感じた場合は、他の疾患の可能性もありますので、医療機関を受診してください。
>>次のページでは、口唇ヘルペスについて解説します>>
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