性感染症・STD/クラミジア感染症

最近増えている性感染症 -クラミジア-

感染しても症状が出にくく見過ごされがちな性感染症「性器クラミジア感染症」について、特徴、治療法、薬などをご紹介します。

三上 彰貴子

執筆者:三上 彰貴子

薬剤師 / 薬ガイド

性感染症について

パートナーと一緒にきちんと治療しましょう
Q:最近、性病が流行っていると聞きましたが、どうすれば分かるのですか。
また、治療法などを教えてください。

A:はい、そうですね。最近、若年の性感染症増加が問題になっています。
まず、性病かどうかの検査が必要ですので、医療機関を受診してください。女性でしたら婦人科、男性でしたら泌尿器科にかかるとスムーズかと思います。

また、最近ではコンビニエンスストアの端末や、ネット等から自宅から郵送で検査できるキットが販売されていますので、これを利用してもいいでしょう。ただ、自分で検体(粘液、粘膜、尿、血液など)をきちんと採取できていないと、正確に検査結果が表示されないこともありますので、医療機関での検査をお勧めします。

性病とは

性病は、性感染症(STD:Sexually Transmitted Disease)といい、性行為によって感染する疾患です。
その種類として主に、梅毒、性器ヘルペス、コンジローム(ヒトパピローマウイスル)、エイズ(HIV)、淋病、クラミジアなどがあります。

今回は、近年10代後半から20代という若い人の間で増加しているクラミジアについて詳しく説明します。

クラミジアについて

クラミジアは細菌に分類されるクラミジアトラコマチスという菌によって引き起こされます。クラミジアに感染している人との性行為(感染機会)によって、うつります。また、クラミジアは、その細胞単独では生きていけないので、感染した人(宿主:しゅくしゅ)の細胞内に入り込んで、増殖するのが特徴です。

クラミジアは、感染機会後(性行為後)、だいたい1~3週間で発症します。男性は、排尿時に痛みを感じたり、尿道がかゆくなったりします。また、女性はおりものが増えたり、腹痛や出血が見られることがあります。
しかし、淋病と比較すると症状が軽度で男性でも症状を感じない場合が多く、また、女性でも半数以上が症状の表れない無症候感染といわれています。
また、気づかずに放置しておくと、男性は副睾丸(精巣上体)、女性ですと子宮や卵管、骨盤内に感染が広がって、妊娠できなくなることがあります。
さらに、口と性器の接触により、喉に感染することもあります。

※淋病は、感染機会後、男性は2~7日頃に発症して、強い尿道排尿痛と膿性分泌物を伴う症状になります。また、女性は、子宮頸管(けいかん)の感染により膿性分泌物を生じることがありますが、約半数は自覚症状がなく、骨盤内感染に至って急性腹症を起こすことがあります。

>>次のページでは、クラミジアの検査方法と治療、その他注意点について詳しくご紹介しています!>>
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