高血圧、糖尿病、痛風、がんの薬
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| 中長期的に飲む薬ですので、不明な点は医師や薬剤師と相談して使ってくださいね |
この4つの項目の薬は、非常に多いので、概要についてご紹介していきたいと思います。
高血圧
血圧上昇の原因により薬を選択し、適宜増減します。
まず、イライラしたり、カーっとなるなど、興奮しやすかったり、ストレスで血圧が上がることが多いい場合は、交感神経を抑える薬を用います(β遮断薬など)。
また、徐々に血圧を下げたり、合併症がある場合には、次のような薬を使うことがあります。
・ACE阻害薬 (血圧上昇に関係する物質であるアンジオテンシン2(※)の合成を阻害し、血圧を下げる)
・アンジオテンシン2受容体阻害薬(ARB)(アンジオテンシン2のはたらきを抑えて血圧を下げる)
・カルシウム拮抗薬(CCB)(カルシウムイオンが血管の細胞内に入ると血管が収縮するのですが、それを防いで血圧を下げます)
・利尿薬(尿により水分を出すことにより、血液の量を少なくして血圧を下げます(血管壁にかかる圧力を抑えます))
(※)本来はアラビア数字の“2”を使います(表示エラー防止のため)。
(参考)
高血圧の薬の種類はこちらをご覧ください(一部会社名が合併前のものがあります)。
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高血圧治療薬>やくやく辞典
高血圧に関するトピックスはこちら
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脳卒中を防ぐ? 高血圧の薬を夜飲む理由
糖尿病
血液中には、細胞のエネルギーとなるブドウ糖や脂質が流れています。しかし、糖尿病は、その血液中を流れるブドウ糖の量が通常よりも多いため、長期的に血管に障害をきたしていきます。短期的には特に症状や心配はありませんが、長期的に心臓や、脳、目、足先の壊死など、血管に起因する疾患をきたす心配があります。それゆえ、血液中のブドウ糖量(=血糖値)を正常に維持することが重要で、糖尿病の薬は、その正常な血糖値維持をするはたらきがあります。
血糖値を下げるには、インスリンというすい臓のホルモンが関与しています(糖が細胞に入りこむときに必要)。このインスリンが何らかの原因で、不足することによって血糖値があがってしまうのですが、その理由によって、糖尿病の型が2つに分かれます。
まず、インスリンを作って分泌する細胞(膵臓にあるβ細胞)が自己免疫疾患などで破壊されてしまい、インスリンが作れないまたは作られる量が少ない場合を1型糖尿病(インスリン依存性糖尿病)といいます。
一方、膵臓でインスリンが正常に作られるにもかかわらず、糖分の摂りすぎなどで、血糖を正常まで下げるほどには足りず、血糖値があがってしまう場合もあります。これを2型糖尿病(インスリン非依存性糖尿病)といいます。こちらは、遺伝(※)や肥満などが原因といわれています(※:遺伝子的な場合や、血糖値の高い母親のお腹の中で、高血糖状態にさらされることで、生まれてからも高血糖状態に維持するようにはたらくためともいわれています)。
その他、妊婦のときや、薬(ステロイドなど)の副作用でも血糖値があがる場合があります。
(参考)
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糖尿病ホームページ>厚生労働省
糖尿病の薬には、原因や症状などにより使い分けたり、併用することがあります。
1.インスリン製剤
血糖を下げるインスリン自体を投与します。インスリンは、アミノ酸なので、口からの服用は、消化液で分解されてしまうため、注射で投与します。
2.αグルコシダーゼ阻害剤
食事で摂った糖分などが腸から吸収されるのを抑制します(腸管ブドウ糖吸収抑制)。
3.ビグアナイド剤
肝臓は、糖(グルコース)をグリコーゲンとして貯蔵しておき、必要なときに、糖にして血中に流し使うようにする(糖新生)のですが、糖を貯蔵型のままにしておく作用があります。それ以外にも、弱いながら2と同じ作用や、血管のインスリン感度を高めて、糖が使われるのを促進します(抹消インスリン感受性改善による糖代謝促進)。
4.チアゾリジン系インスリン感受性改善剤
3と同じように、血管のインスリン感度を高めて、糖の代謝を促進します。
5.スルフォニル尿素剤、速効型インスリン分泌促進剤
膵臓のβ細胞を刺激してインスリンの分泌を促進します。速効型インスリン分泌促進剤は、スルフォニル尿素剤より、即効性があり、食事の直前に服用することにより、食後の急な血糖値の上昇を抑える作用があります。
※上記に関して、少し専門的ですが参考サイトをご紹介します(図があり分かりやすいです)
2型糖尿病に対する経口血糖降下薬療法作用と使い分け>植村内科クリニック
痛風
アミノ酸の代謝産物である血中の尿酸が尿酸ナトリウムとして結晶化し、たまりやすい関節に沈着し、痛みを発する状態を痛風といいます。特に足先などの小さな関節のところにたまりやすく、風が吹いても痛いということから、“痛風”と命名されたようです。
痛風には、段階があり、血中の尿酸値を下げる痛風予防薬と、痛風の痛い発作が出たときに飲む薬があります。
痛風予防薬には、尿酸の合成を阻害する薬(キサンチンオキシダーゼ阻害薬:一般名:アロプリノール)や、尿酸の尿中排泄を促進して血中の尿酸値を下げる薬(尿酸排泄薬:尿酸の腎尿細管再吸収抑制作用:一般名:スルフィンピラゾン、プロベネシド)などがあります。
また、痛風の発作時には、痛み止め(インドメタシンやナプロキセンやその他NSIDなど)が使われます。しかし、OTC医薬品として薬局で購入できるアスピリンが入っている痛み止めは、痛風の痛みをさらに悪化させることがありますので、服用しないでください。
その他、白血球を活性化させて沈着した尿酸を取り除いてもらう(貪食作用)ための薬(コルヒチン)も使われます。
がん
がんは、部位やがんの増殖具合などから、外科的な治療や放射線の治療もあります。薬では、がんの増殖を抑える作用が主です。たとえば、DNA合成阻害薬、DNA不活性化薬などは、DNAが作られるのを妨げ、細胞の増殖を抑制します。ただ、がん細胞だけではなく、全身にも移行することがありますので、細胞増殖の盛んな毛髪、消化器官、血液、爪などには、副作用として表れることがあります。
その他、がん自体を死滅させる作用のある薬(プラチナ製剤(シスプラチン))や、ホルモンで増殖するがんの場合はホルモンを抑える薬、自分の免疫を高めてがんの治療を行う薬(生物学的応答調節剤)などがあります。数が多いので詳しくは参考サイトをご覧ください。
(参考サイト)
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国立がんセンター
がんに関することが全般的に載っています。
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抗がん剤とは>+Hands
がんの薬の種類に関すること(右側のメニューバーより選択)が載っています。