進化しつつある大腸がんの治療
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| 大腸がんの治療も、他のがんと同様に、手術、抗がん剤、放射線という3つの治療の組み合わせで行います。 |
がんに対する治療は、手術、抗がん剤、放射線治療という3つの治療法を、その方の状態に応じて組み合わせて行っていきます。この基本的な考え方は、がんの治療法が日進月歩とはいうものの、変わっていません。ただ、以下のように大腸がん特有の進歩もあります。
1)手術
他の領域の手術と同様に、患者さんの体への負担が少ない手術方法が考案されています。以前は、下腹部を切開する開腹手術しかありませんでしたが、現在は、病状(部位や進行度)によって小さな創ですむ「腹腔鏡下手術」が行われています。術後の疼痛も少なく、創部も小さいので美容的に優れていることのほかに、近年では、治療成績も開腹手術と変わらないという報告も出てきました。今後は、安全性を確保しつつ、さらに適応が拡大していくことが予想されています。
また、大腸がんの特徴として、肛門から大腸内視鏡(大腸ファイバー)を挿入し、内視鏡の処置のみで切除できるケースも、早期がんではあります。この場合、まったくお腹に傷をつけずに治療することが可能です。
2)抗がん剤
大腸がんに対する抗がん剤は、注射・点滴薬のほかに、飲み薬もいくつかの種類が用いられています。近年の研究開発の成果で、新しいお薬も用いられるようになってきましたし、これらを含めたお薬の新しい組み合わせも考案されています。
3)放射線治療
放射線治療については、脳転移による症状や骨転移による痛みを軽減する為に行われますが、大腸がんそのものを治療する為に用いられることはありません。
このほかに、近年では免疫療法についても徐々に研究は進んでいますが、まだ保険診療で受けられるものは登場していません。
大腸がんを予防する確実な方法
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| 大腸がんは疫学的には食事の西洋化によって増えてきたことからも、食生活の改善を心がけることが予防につながるといえます。 |
大腸がんは、その発生に食生活の内容が大きな影響を与えると考えられています。一般のがん予防対策としては、
こちらにまとめたようなものもありますが、大腸がんについては、以下の2つをおすすめします。
1)洋食中心から和食中心に
歴史的に、農耕民族であるわれわれは、動物性蛋白や脂肪の摂取は少なく、かわりに食物繊維を多く摂取してきました。いわば、カロリーは少なく、線維成分が多い食事だったわけですが、これが、大腸がんが少なかった要因ではないかと考えられています。
近年、ライフスタイルの西洋化にともなって、洋食が増えてきましたが、養殖は、逆に、動物性蛋白や脂肪が多く、食物繊維が少ない食事です。脂肪が多いと過酸化脂質に変化し、これらが腸内に滞留することも大腸がんの遠因になると考えられています。
肉より魚、魚より大豆、洋食より和食、といったことを心がけることが大切です。
2)やっぱり禁煙!
またか、といわれそうですが、喫煙と大腸がんの発生も密接に関係しているといわれています。食後の一服が止められない、という気持ちにお別れして、適切な禁煙治療を行っていくことは、大腸がん予防にとっても非常に効果的です。
大腸がんの治療と予防については、こちらもご覧下さい。
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