リフォーム費用/リフォーム予算・相場とその読み方

コストを節約するリフォーム交渉5つの鉄則

リフォームを安くしたいという思いが空回りして、もったいない価格折衝をしていませんか。今回は上手に業者を味方につけて、安心かつ信頼できるリフォームを実現させるための交渉鉄則をご紹介します。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド

世の中は不況と言われる今日、いろいろなモノを少しでも安く買いたいと思うのが私たち一般庶民の心理です。

もちろんリフォームも安く発注できれば嬉しいのですが、うかつな値引き交渉は手抜き工事の原因になったり、大切な住まいをかえって台無しにしてしまう危険性があったりと、なかなか思い通りにならないことが多いのです。

そこで今回は、リーズナブルで安心感のあるリフォームを実現するために、業者との打ち合わせ時のコスト削減に役立つ5つの交渉術をご紹介します。

1.見積り内容を何度も変更しない

設計中
リフォームの見積りは実は相当な手間暇かけて作られているのです。
リフォーム業者の多くは「見積り無料」と案内しています。リフォームは新築の場合と異なり、実際に現場を見ないと判断できない部分が多く、うかつな金額提示ができないため、業者は出張経費がかかったとしても、後々の工事金額トラブルが防げるので、現在ではほとんどの業者が「見積り無料」となっています。

見積りが無料だからとは言え、リフォーム業者は実際の現場を下調べするために訪問し、打ち合わせして、その後会社に戻って設計や積算などをするのに時間を費やします。ですので、度重なる見積り内容の変更(例えば、使用する住宅設備・建材グレードの変更)や、施工範囲(面積)の増減は、業者の負担を増大させることにつながるのです。

もうおわかりでしょうが、業者の負担が大きくなれば、結果的にその費用は実際の工事費見積りに転嫁される訳ですから、施主としても安価なリフォームが実現しづらくなってしまいます。業者から見積りをもらうときは、しっかりと打ち合わせをして、現場を確認してもらって、工事範囲やリフォーム内容をある程度固めてから見積りの依頼をするようにしましょう。

2.「他社は○○円だった」はNG

天秤
リフォームに全く同じものはありえません。安易な金額比較は手抜き工事を誘発することも……。
リフォーム相場をつかむために「相見積り」を取ると良いと言われますが、その一方で本来の「相見積り」の手法を取り違えて解釈し、「他社は○○円だったから、それよりも安くしろ」というように、見積り金額をシーソーゲームにしてしまう人がいます。

このやり方は価格を下げるという点では有効なのかもしれませんが、当初の見積り金額が100万円であったリフォームが、シーソーゲームによって70万円まで下がった場合、果たしてその業者を信頼して良いのかという不安がよぎります。70万円でできる工事なら、最初から70万円程度で見積り提示すべきところですし、当初の見積りとは違う施工内容になっているかもしれません。

最近は「相見積り」を毛嫌いする業者も減りましたが、金額だけを天秤に掛けるような交渉については、どの業者もあまりいい顔をしません。結果的に「良い仕事をしてやろう!」と志を高く持っている業者のやる気に水をさしてしまうのです。「他社は○○円だったから……」というトークは、絶対に避けるようにしましょう。

次のページでは、業者を味方につけるための交渉テクニックについてご紹介します。
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