歯・口の病気/親知らず

親知らずが引き起こす最悪の結果とは?

親知らずの腫れを放置してしまい、運が悪いとどんな状態になるのかご存知でしたか? あの小さな歯が命を落とす原因となるシナリオついて、説明します。

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歯のお悩みを読者目線で分かりやすく解説する現役歯科医師

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親知らずから入り込んだ菌が心臓に到達する?

親知らず
親知らずの炎症が胸や心臓にまで拡がる恐れも…
    親知らずの痛みを放置し、歯の周囲に感染した細菌が、さらにその奥にある筋肉などの隙間に広がりながら顎の奥のほうまで伝わるという、最悪のケースを想定してみましょう。

    1.親知らず周辺が腫れる
    まずはごく一般的に親知らずが痛くなる症状が現れます。

    2.感染が顎の下に拡がる
    その症状が繰り返されたのち、だんだんと口もあけられないほど炎症がひどくなります。これは一般の親知らずの症状とまったく一緒です。

    3.感染が喉周辺にまで拡がる
    顎の下の部分が明らかに膨らみ、発熱や全身の倦怠感などがひどくなります。この時点で、病院で治療を行なったり、処方された薬を飲んでも症状がさらに進行してしまう場合は、一般の歯医者さんから「口腔外科」がある病院に紹介されて入院することもあります。

    4.感染が心臓周辺にまで拡がる
    一般的ではありませんが、可能性としては顎の下に拡がった感染がさらに喉の脇にまで進行するケースがあります。首を伝わり、胸の周辺に広がっていく。感染がここまで拡がると一刻を争う事態となります。胸にまで感染すると、一気に心臓周辺にまで広がるリスクがあるため、最悪の場合、死亡するケースも考えられます。首から下に感染が広がってしまった場合の死亡率はなんと20%以上とも言われているのです。

親知らずの痛みの原因は、「細菌感染」です。このため適切な時期に治療や抗生物質などの投与が行なわれれば、ここまで大きな問題になりません。しかし痛みや腫れがあるのを何度も我慢し、腫れがひどくなった段階でもなお治療を行わないでいると、危険リスクが高くなることを知っておかなければなりません。

「たかが親知らず、されど親知らず」ですね。

しかし、早めの治療が第一の親知らずでも、やはり歯を抜くことに抵抗感があり、可能ならば避けたいと考える人は少なくないようです。歯の安全を保ち、抜かないままで済ませるために知っておくべきことを次にご紹介します。

抜かずに済む?親知らず保存法>>

更新日:2009年06月12日

(公開日:2008年12月26日)

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