目の病気/結膜炎・ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)

結膜炎の主な症状・種類

目の充血やかゆみなどを主とする結膜炎の症状。一言で結膜炎といっても、花粉症などのアレルギー性のものからウイルス、細菌性のものまでさまざま。結膜炎の主な症状と種類について解説します。

大高 功

執筆者:大高 功

眼科医 / 目の病気ガイド

結膜炎の主な症状

結膜炎

目の充血やかゆみが主な特徴の結膜炎。感染するタイプや視力を損なうタイプもあるので注意が必要

一言で結膜炎と言っても種類は様々。すべての結膜炎に共通して、以下のような症状が見られます。
  • 結膜の充血
  • 目のかゆみ
  • 目の痛み
  • 結膜からの分泌過剰による目やに
  • ごろごろとした異物感

結膜炎の原因・種類

「結膜」は、白目の表面を覆っている薄い半透明の膜。「結膜炎」は異物が目に入り、結膜が炎症を起こしている状態。結膜にとって歓迎できないものが目に入った場合、結膜が嫌がって反応を起こしている状態と考えてください。

結膜炎を引き起こす異物はいくつかあり、それによって起きる結膜炎の種類が分かれます。主な異物と結膜炎の種類は以下の通りです。

■アレルギー性結膜炎
スギなどの花粉によるアレルギー性結膜炎(花粉症)や、ハウスダストによるアレルギー性結膜炎など。

■ウイルス性結膜炎
かぜの合併症として起きる結膜炎や、風邪以外のウイルスで起きる流行性角結膜炎、急性出血性結膜炎、咽頭結膜熱など。

■細菌性結膜炎

細菌によって起きる細菌性結膜炎

■その他の異物による結膜炎
砂・鉄片・虫・草・木片などの目に見える大きな異物によって、結膜の表面に傷がつき起きる結膜炎。異物や異物から出る物質に対して、アレルギー性結膜炎になることも。

結膜炎の原因物質は、目に見えない場合がほとんど。細菌性結膜炎の場合は失明の恐れがあるなど、放置すると非常に悲惨なリスクを伴うこともありますので、甘く見ずに眼科を受診することが大切です。

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