ストレス発散・解消法

更新日:2009年11月09日

秋の夜長は「絵本」で心の疲れをケアしよう

秋は読書の季節。読書のぜいたくな時間が、ストレスを洗い流してくれます。なかでもお勧めなのが、「絵本」を読む習慣をもつこと。疲れた大人の心を癒してくれる絵本とのつきあい方について、お伝えします。

本を読む時間がストレスを洗い流す

大人の心を癒す絵本はたくさんあります。書店で集めたベッドサイド絵本の数々。

大人の心を癒す絵本はたくさんあります。書店で集めたベッドサイド絵本の数々

秋は読書の季節。夜半まで享楽的な気分をかきたてられる夏とは対比的に、澄み渡った月夜とひんやり冷たい秋の風を感じると、落ち着いた気分で過ごしたくなるのも自然な動機です。

そんな秋の夜長には、じっくりと本に親しんでみましょう。本を読むことは、自分と対話するよい機会になります。本をきっかけに、忙しくて考えられなかったこれまでの自分の歩みを振り返り、これからの人生を考える時間ができます。

こうしたぜいたくな時間が、日常でたまったストレスを洗い流し、やってくるストレスへの心構えをつくる大切なヒントを与えてくれるものです。


大人は絵本でなぜ癒されるの?

“自分との対話”に、ぜひお勧めしたいのが「絵本」です。書店の絵本コーナーなんて、子ども時代以来足を踏み入れたことがない、という人は多いでしょう。しかし普段、氾濫する情報や本質がわかりにくい表現にさらされている私たちにとって、1冊の絵本が伝えるシンプルなメッセージ、挿絵と調和した優しい構成は、100の名著を読むよりすっと心に入り、癒してくれるものです。

絵本は、実は精神療法としても使われることがあります。聖路加国際病院の精神科部長である大平健さんが書いた『診察室にきた赤ずきん』(新潮文庫)という本には、ご自身が治療の一環として行っている「物語療法」について紹介されています。

この本のなかで、絵本『ぐるんぱのようちえん』(福音館書店)を臨床に使った事例が紹介されています。大平さんは、この絵本を仕事のストレスで受診する軽症うつ病のカウンセリングによく用いられるそうです。

実は私自身も、自分の生き方に迷っていたとき、この絵本にずいぶん助けられました。あらすじには、あえて触れません。仕事や人生の選択に悩む人は、ぜひこの絵本を手に取って、何かを感じてみてください。


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この記事の担当ガイド

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大美賀 直子

メンタルヘルスの分野を中心に執筆する産業カウンセラー、ジャーナリスト。都内私立大学学生相談室カウンセ…

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