ストレス/人間関係・人付き合いのストレス

あいさつで変われる人、ストレスを増やす人

あいさつはするのも、してもらえないのも、ストレス。でも、あいさつには私たちが気づかないとても大事な効果があったのです。あいさつをすると何が変わるの?

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

ストレスなくあいさつができていますか?

とっさに「おはようございます」とあいさつしていますか?
とっさに「おはようございます」とあいさつしていますか?
ご近所や職場などで、顔見知りの人とすれ違ったときに、とっさに「あいさつ」ができていますか?

付き合いのある人にはできても、顔見知り程度だと、つい目をそらしてしまったり、下を向いて気づかないふりをしてしまうことが多いのではないでしょうか。

あいさつは自然に見えて、意外に気を使います。そのせいか、日頃から気疲れやストレスが多い人ほど、あいさつを面倒に感じるものです。

巷では「あいさつをしない子どもが増えた」とよく言われますが、ところが……!

(株)電通が2007年に行った「あいさつ」に関するインターネット調査(有効回答数400)によると、20代~50代までの各年代のなかであいさつを重要視しない人が最も多いのが30代(男性16%、女性10%)。つまり、子を持つ親の世代にこそ、あいさつに後ろ向きな傾向が目立っているのです。


「したのにされない」とへこみますよね……

あいさつしたのに無視されると、気分が台無し!
あいさつしたのに無視されると、気分が台無し!
あいさつには、毎日結構エネルギーを使います。そのため、「したのにされない」と精神的に疲れます。

たとえば、「おはようございます」と声をかけて、こんな態度をされたとき、かなりムッとしませんか?

・無視する
・目を合わせずに、軽く会釈だけをする
・横を向いてあいさつをする
・声が極端に小さい
・笑顔がまったくない
・忙しいふり、気づかないふりをする


このような態度の人が増えてくると、あいさつをする方が馬鹿を見たような気分になり、やがて自発的なあいさつが減ってしまうものです。

  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます