睡眠/睡眠のしくみ・快眠度チェックリスト

2度寝もOK? つらい時は寝逃げが有効!(3ページ目)

うつ病の主な症状の1つは不眠であり、また不眠はうつ症状を悪くする要因でもあります。うつと不眠の負のスパイラルから抜け出す方法は、あるのでしょうか? 答えは意外にも、「睡眠」そのものに隠されていました!

坪田 聡

執筆者:坪田 聡

医師 / 睡眠ガイド

幸せな時間でうつに勝つ!

2度寝
2度寝しても後悔せず、幸福感を楽しみましょう
睡眠の効果や効率から考えると、2度寝は良くないとされています。

2度寝しても、深い眠りにならないので睡眠の効率が悪く、浅い眠りが続くため逆に疲労感が生まれます。だから、2度寝は時間の無駄、というわけです。

一方では、2度寝の効果も知られています。例えば、「2度寝の後に目覚めたときは、特に頭がスッキリする」、「2度寝していると、風邪を引きにくい」などです。

また、あの幸せな気持ちは何ともいえず、良いものですね。うつ寸前の人には、この幸福感が得られるだけでも、2度寝の効果は大きいといえます。

では、2度寝のときの幸せな夢見心地は、どこから来るものなのでしょうか?

睡眠中は、視覚や聴覚、触覚などのセンサーがオフの状態になります。深い睡眠では感覚が完全に遮断されてしまいますが、2度寝のときの浅い睡眠では、外部からの刺激が弱いながらも感じられます。ウトウトしているときに、小さな音でも目が覚めてしまうのは、このためです。

2度寝の間は、周囲からの光や音、布団の触感などが、ほんわかとした信号としてキャッチされています。これが淡く暖かな光に包まれて、宙に体が浮いたような感じを作り出し、幸せな気分にしてくれるのです。

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