栄養管理/メタボ予防・減量したい人の栄養管理

成功するダイエット・失敗するダイエット

カロリーを抑えるだけのダイエットが長続きしない人も多いのではないでしょうか?効果的に長続きするダイエットのコツを紹介します。

一政 晶子

執筆者:一政 晶子

管理栄養士・米国登録栄養士(RD) / 栄養管理・療養食ガイド

あなたのダイエット、長続きしてますか?
この時期になるとダイエットを意識する人も多いのではないでしょうか? アメリカでの統計ではダイエットの失敗率は95%に近いとされています。万年ダイエッターが多い日本でも、ダイエットの成功率は低いのではないかと推測されます。ダイエットを繰り返すことで、体重が減りにくくなるといわれています。失敗率の高さ&体重が減りにくくなるという事実から、ガイドは減量ではなく、健康的な食生活による体重維持を一般的には推奨しています。

しかし、今回はどうしても体重を減らしたい人のためにダイエットのコツをご紹介します。ガイドが皆さんのダイエットを勝手に分析してみました。


ダイエッターの食事の内容

ダイエット中の人のブログやウェブサイトなどを拝見させていただくと、以下のようなダイエット食が多くみられました。

【朝食】おにぎり、食パンなど
【昼食】おにぎり、うどん、そうめん、ノンフライカップ麺など
【間食】バナナ、ポップコーンなど
【夕食】個人によって差が大きい

おにぎり、食パン、うどんなどがダイエッターには大人気なようです。野菜や果物、タンパク質、脂質などはほとんど摂取せずに炭水化物中心の食事が多いようです。もしガイドが過激なダイエットをするのなら、果物と野菜ば
かり食べそうですが、どうやら精製された炭水化物がダイエットには人気なようです。おにぎり1個、食パン2枚だけなど、とにかくカロリーは抑える様子がみられました。残念ながら栄養バランスはとても悪いものが多く目に付きました…。

さて、このダイエットは成功するでしょうか?おそらく成功しないのではないかというのが私の印象です。栄養のバランスについて言いたい事は山ほどあるのですが、ここでは栄養のことは目をつぶって、体重のみにフォーカスしてその理由を探ってみましょう。


ダイエットが成功しない理由

(1)血糖値やインスリンの上下が激しくなるアイテムが多く、血糖値が乱れ、体が間違った食欲シグナルをだしてしまう。
(2)食事の量が少ないので、ゆっくり食べても満腹シグナルが脳に届かず、お腹が空いたまま食事が終わってしまう。
(3)消化吸収が大変速いものが多く、あっという間に胃がからっぽになる。
(4)もし体重が減っても、この食生活を何年も続けるのは難しく、リバウンドが目に見えている。


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