NR(独立行政法人国立健康・栄養研究所認定 栄養情報担当者)、フードコーディネーター。食と健康アドバ…
生活習慣病を防ぐ食事・レシピ
更新日:2009年11月10日
「食育」が必要とわかっているけれど、現実には忙しいので家庭では思うように取り組めないという声も聞きます。「食育」は、家庭だけでなく地域社会が手を携えて取り組むものです。今回は企業の取組み例をご紹介します。
保護者にも、食育の意味や、家庭でどのように取り組むかを理解を深めてもらいます
大阪ガス株式会社(以下、大阪ガス)のクッキングスクールを運営する株式会社アプリティーセサモでは、2005年に、受講者1,000人に対して「食育」アンケートを行いました。その結果、
Q.食育は必要と思われますか?
はい 94%
どちらとも 6%
というように、ほとんどの人が「食育」を必要と感じています。
また
Q. 子どもに食育を教える場所はとごが適当だと思われますか?
家 庭 56%
というように、多くの人が家庭での食育が大切であると感じていることもわかりました。
しかし、実際には家庭で「食育」を行うことが難しいという状況もあります。Benesse教育情報サイトが実施したアンケート「82%以上の保護者が食育の実践に困難を感じる」(Benesse教育情報サイトメンバー回答者数:1,511人2008/6/25~2008/6/26実施)によると、家庭での「食育」の難しさを感じている保護者は、回答者の82.3%にのぼりました。
「食育」を実践できない理由で一番多かったのが、「時間がない」という答えで、半数を超えました。具体的には、「働いているので、料理に時間をかける時間 がない」「子どもが塾や習い事、部活で忙しい」と、保護者、子ども双方に困難を感じる理由があることがわかりました。大人も子どもも忙しいという、現代人 のライフスタイルが如実に現れた結果となっています。
(Benesse教育情報サイトより引用)
食育は、家庭のみならず社会全体でつながりあって実践してこそ、成果があがるものです。すでに学校などでは、栄養教諭を配置したり、総合学習などで取り組んでいます。けれども学校によっては、授業に取り込む時間数が足りない、また食中毒のリスクを避けるために生ものの調理ができないなど、学校での取組みには限界もあります。
家庭でも学校でもできない部分を社会の一員である企業はどのようにサポートできるのか……。その一例として、今回は大阪ガスの取組みをご紹介します。