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おむつをめぐるあんな悩み、こんな悩みを解消! おむつトラブルの解決法

夏も本番!お年寄りにとっても介護する人にとっても、おむつのトラブルに悩まされる季節です。ジャストサイズの探し方や臭い対策、処理方法、かぶれ防止法について提案します。

執筆者:西川 敦子


おむつの悩み、抱えてはいませんか?

「こまめに取り替えても尿漏れしてしまう」「捨て場に困る」「臭いに閉口」などなどおむつトラブルは後を絶ちません。

よく聞かれるのが「うちのおばあちゃん、きゃしゃだから、大人用紙おむつだと大きすぎて隙間からもれちゃうの」という訴え。市場に出回っている商品は、テープ止めで調整がきくタイプでも、せいぜいウエスト55センチ以上というものがほとんど。やせ細って小さくなってしまったお年寄りにはなかなかぴったりサイズがありません。かといってベビー用ではいくらなんでも小さすぎるし――。そんな場合に役立つ中間サイズ商品をご紹介しましょう。


まずは大王製紙の「フレンド スーパービッグ」(オープン価格)。体重めやすは15~70キロ、ウエスト50~70センチの方が対象です。パンツタイプ、テープ止めタイプの両方があります。さらにリブドゥコーポレーション(旧社名 トーヨー衛材)の「リフレテープ止めタイプ ジュニアSS」「リフレはくパンツ ジュニアSS」(ともにオープン価格)。テープ止めタイプの対象サイズはウエスト50~80センチ。パンツタイプはウエスト45~60センチ。両社の製品はともに全国のドラッグストアやスーパー、薬局で販売されています。


ジャストサイズを見つけることは、尿漏れを防ぐうえでとても大切。体調や食欲などにより、いつのまにかサイズが変わっていることが多いものです。排泄漏れトラブルが続くようなら、ウエストやヒップ回りを一度、測ってみてください。パンツタイプに尿取りパッドを併用している場合は、ワンサイズ大きめにしてみる、という方法もあります。


処理方法に奥の手!
使用済みおむつの処理も頭の痛い問題です。とくに夏場は臭いもひどくなりがち。「新聞紙に丸めて捨てる」「消臭剤をかける」といった工夫は有効でしょう。そばにコーヒーかすを置くようにしても効果があります。それでも臭いが気になるようなら、思い切っておむつ処理機を購入する手もあります。


アップリカの
「におわなくてポイ マルチ介護用」(定価1万1,800円)は、おむつを抗菌衛生フィルムで自動的にラッピングできる処理ポット。フタを開けても臭いはしないというスグレものです。使用済みおむつを入れたら、フタの内側についているファンネル(フィルム収納部分)を2回転するだけでウインナー状に包むことができます。いっぱいになったら中身を捨てるだけ。テープ止めタイプで15枚、パンツタイプで13枚、尿取りパッドなら25枚程度収容できます。取替用のスペアカセット(1,600円)は、80~90枚程度のおむつ処理が可能。
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