薬/抗生物質

薬の働き(Chapter2.2) 魔法の呪文?抗生物質

突然ですが、皆様はロールプレイングゲームというジャンルのゲームをした事がありますでしょうか?ゲームの魔法とモンスターの関係って抗生物質と細菌の関係に良く似ているのです。

執筆者:赤堀 一仁

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注意:
・ここにあるのはよく使われる種類に限っています。
・使用する名前は商品名ではなく一般名と呼ばれる名前を使う事にします。

ペニシリン系
フレミングスによって発見された最初の抗生物質(*1)の種類です。現在でも使われていてアモキシシリンという成分がよく使われています。~シリンという名前がつけられている事が多いです。

セフェム系
最も種類が多く、その開発されてきた順番で特徴が異なる事から第一世代から第四世代まで分けられている抗生物質です。第一世代のセファクロルが最も有名です。セフ~という名前が付けられる事が多いです。一番新しい第四世代が一番良いのかというとそういう訳ではありません。

ペネム系
現在日本では数種類しか存在していない抗生物質です。その抗菌力の強さはセフェム系の上に位置しています。しかしこれも強いから良いという訳ではないのです。~ペネムという名前が付けられています。

ここまでは化学構造にβラクタムという形が含まれる仲間になります。

アミノグリコシド系(アミノ酸配糖体)
セフェム系と同じような種類の菌に対する働きをもつ抗生物質ですが、これらは注射薬や軟膏などの外用薬が多く口から飲むタイプの経口薬はほとんどありません。ゲンタマイシンがここに分類されます。

テトラサイクリン系
抗菌力はそれほど強くないけれど、これらの薬しか効かない細菌がいるため皮膚科や婦人科などで使われる事が多い種類の抗生物質です。ミノサイクリンという成分があります。

マクロライド系
効果を示す菌の種類は少ないのですが、咳などの呼吸器に関する細菌に対して効果的な抗生物質です。ペニシリンアレルギーの方でも心配なく、使う事が出来る種類です。エリスロマイシンが良く知られていますが、最近は新しい種類に変わりつつあります。

ここまでは構造上の統一感はないのですが、ほとんど~マイシンという名前が付けられています。名前を見ただけでは分類が分からないため非常に紛らわしいです。

更新日:2001年10月18日

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