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更新日:2005年12月09日

今から始める花粉症対策!

もはや国民病といえそうな花粉症。来年の花粉量は少ない予測が大方ですが対策は早め早めが大事。今回は「冬から始める花粉症対策」です。

もはや国民病の感のある花粉症。なんと、日本人の2割の方が花粉症にかかっているといわれます。来年の花粉量は、夏の日照時間が少なかったことと、花粉の多かった翌年の飛散量はすくないので、平年より少ないとの予測が大方です。症状は花粉量に左右されるところがあるので、来年はちょっと一安心、といったところですが、でも油断は禁物。

花粉症の最大原因のスギ花粉は2月ごろから飛び始めますが、対策は早め早めが大事。
そんなわけで今回は「冬から始める花粉症対策」です。
 

そもそも「花粉症」ってなに?
季節性のアレルギー症状

花粉症はアレルギー反応の一種
花粉症はアレルギー反応の一種
人間が自分を守る仕組みを「免疫」といいます。これはもともと自分のからだに進入しようするウイルスなど(自分ではないもの)をやっつける仕組で、からだにとって必要なものです。ところがそれが、あまりにその仕組みが強く働きすぎてしまって、からだにとってかえって害になってしまうのが「アレルギー反応」です。

たとえば、花粉症の症状を考えてみましょう。花粉をふきとばそうとしてくしゃみがでてしまう・・・、花粉を洗い流そうとして水ばな、涙があふれでてしまう・・・、花粉が入るのを防ごうとして鼻がつまる・・・・こう、考えてみると体の仕組みって非常にけなげですよね。でも、ありがた迷惑になってしまっているのが何とも皮肉なところです。

つまり、花粉症は花粉によって引き起こされる季節性のアレルギー反応(主に鼻炎、結膜炎)のことなのです。花粉といってもいろいろなものがあり、花粉症を引き起こす原因となる植物はなんと60種類もあるといわれていますが、現在の日本で圧倒的に多いのがスギ。スギ花粉が一番飛ぶのは大体2月~3月くらいです。

「花粉症」と「かぜ」の見分け方を教えて!
お熱やのどの痛みがポイント

「もしかして、この症状は花粉症?でも、風邪かもしれないし・・・いままで花粉症になったことがないからかぜとの見分け方がわからない」というお話をよく伺います。

「かぜ」というのはウイルス性の上気道感染のことです。(ウイルスについて詳しくは帯状疱疹、みずぼうそう、ヘルペスは同じ仲間! 帯状疱疹は疲れのシグナル!へどうぞ)
実は、この2つ、初期には非常にみわけにくいもの。
でも、いくつか見分け方があります。

・熱があるかどうか
花粉症でも、あまりに全身の反応が強ければなんとなく熱っぽくなる事もありますが、一般的にはあまり熱は上がりません。一方かぜは多少の熱は上がりますよね。

・鼻水の性質
かぜでは2~3日すると水ばなから黄色い粘り気のあるはな水に代わることが多いのですが、花粉症ではずっとさらさらした水ばなが続きます。

・鼻だけではなく目の症状がある
かぜでは通常、かゆみ、涙などの目の症状はでませんよね。


でも、「季節性のアレルギー症状=花粉症」と「通年性のアレルギー症状(例えばハウスダスト、ダニによるアレルギー鼻炎)」の見分けはもっと難しく、ガイドの友人でも「花粉症だと思って病院に行ったら、実はハウスダストによるアレルギー鼻炎だった」という人がいました。やはり、はっきりさせるためには一回病院を受診されたほうが良いと思いますが・・・。
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この記事の担当ガイド

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山田 恵子

医師。東京大学医学部卒業。ハーバード大学研究所客員研究員等を経て、現在、東京大学医学部医療情報経済学…

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