アトピー性皮膚炎の予防法・治療法

更新日:2002年09月28日

アトピーの症状を悪化させている原因を取り除く アトピーと黄色ブドウ球菌の関係

アトピーの症状を悪化させている原因が、「黄色ブドウ球菌」という菌にあることをご存じですか?この菌の増加を抑えることによって、かゆみの症状もおさまります。

文章:中村曜子(All About「アトピー」旧ガイド)

◆黄色ブドウ球菌って?◆

「黄色ブドウ球菌」をご存じでしょうか?
この菌は生活の中に存在していて、人間誰しもが保持をしています。
健康な肌の人では菌を持っているという数値が低いのですが、アトピーな人は、黄色ブドウ球菌の数値が高いとされていて、アトピーの症状を悪化させている原因のひとつともいわれています。重症な人ほど、この黄色ブドウ球菌の量が多いのです。この菌の症状は、皮膚のかゆみです。
最近、特にアトピーを悪化させる原因のひとつとして、その関係が取り上げられるようになりました。
→→黄色ブドウ球菌についてはこちら!

アトピーでない健康な肌の人は、バリア機能が正常に働いているため、菌を保持していても、内部に入り込むことはありません。ですが、アトピーな人はバリア機能が弱いために、菌が侵入しやすいのです。


◆黄色ブドウ球菌の特徴◆

黄色ブドウ球菌がアトピーに与える特徴に、今のところ大きく二つがあります。

第一に傷口の部分に菌が侵入して、繁殖をするということがあります。そのため、細菌を寄せ付けてしまうために、「かゆみの原因」となっています。掻けば掻くほど、菌が散らばってしまい、症状が広がり悪化していくのです。

もう一つの特徴に、低温では菌がおさえられるということがあります。夏にかゆみが増す原因に、黄色ブドウ球菌の関係もあるといえるでしょう。

この黄色ブドウ球菌をなるべくおさえることによって、かゆみ、症状の広がりを防ぐことにもつながり、アトピーが重症化することをくい止めることができるのかもしれません。


◆菌を繁殖させないためにも◆

黄色ブドウ球菌を繁殖させない対策ですが、生活面では、皮膚を清潔に保てるような環境作りの注意が必要となってきます。例えば日頃からスキンケアを怠らないようにする、体質改善をして皮膚を丈夫にするなどです。
→→スキンケアはこちら!
→→体質改善はこちら!

注意
かなり重症の人の場合、内服薬が必要となることもありますので、病院で相談するようにしてください!


★関係リンク
黄色ブドウ球菌(尼崎市立衛生研究所)
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清益 功浩

医学博士。日本小児科学会認定専門医、日本アレルギー学会認定専門医・指導医。他にも、メンタルヘルスマネ…

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