アトピー性皮膚炎の合併症・似た病気

更新日:2008年04月28日

アトピーに円形脱毛症!…原因?

アトピーの合併症に円形脱毛症があります。円形脱毛症の原因の1つにアトピー素因が関わっているとも言われています。今回は円形脱毛症の症状と治療法についてご説明しましょう。

円形脱毛症の治療方法

アトピーなどを合併している場合は、アトピーの治療をします。
  • アレルゲン(アトピーの原因)の除去

  • 抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬などの内服薬

  • ステロイドの外用・内服

が中心になります。

髪の毛が生えてくるように治療を継続的にしましょう
そして何より、円形脱毛症の場合は心のケアも大事です。ストレスが原因であり、また、円形脱毛症も悩みとしてストレスになってしまうからです。

ストレス解消のためには、

を参考にしてください。

大人の場合、単発型では、内服と外用が中心です。
  • 塩化カルプロニウム(フロジン液)を塗ります。
  • グリチルリチンやセファランチン、精神安定剤の内服
  • ステロイドの外用


多発型や汎発型では、なかなか治りにくいので、様々な治療を組み合わせて行います。サイクロスポリンなどの免疫抑制剤や漢方薬なども使用します。

SADBE(squaric acid dibutyleater)による局所免疫療法もあります。SADBE(squaric acid dibutyleater)によって、皮膚に炎症を起こして、発毛を促進する治療です。治療中は、皮膚炎のため、痒みがあり、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の内服薬ステロイドの外用・内服を併用します。
効果がある例は、1から3ヶ月で発毛が見られ、6から12ヶ月で、全体に硬毛が見られます。ただし、中止すると再発することが多いので、継続した治療が必要になります。

このようにアトピーと円形脱毛症は関係が深いので、アトピーをコントロールしていくことも円形脱毛症の治療になりますし、アトピーに円形脱毛症が合併しますので、医療機関で、診断・治療をオススメします。


豆知識
SADBE(squaric acid dibutyleater):強力な感作物質で、自然界に存在しない。Tリンパ球の免疫機能を抑制し、脱毛を抑えると言われている。皮膚炎を起こす物質で、濃度の設定が難しい。つまり、濃度が高すぎると、炎症がひどくなるので、十分注意が必要な治療である。




<参考リンク先>

円形脱毛症

円形脱毛症百科

男のヘアケア(All About)
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清益 功浩

医学博士。日本小児科学会認定専門医、日本アレルギー学会認定専門医・指導医。他にも、メンタルヘルスマネ…

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