アレルギー/アレルギーの原因・アレルゲン・遺伝・環境

生理や妊娠で喘息が悪化することはあるの?(2ページ目)

今回は、喘息と女性特有の問題を考えてみたいと思います。喘息に対して、生理や妊娠はどのような影響があるのでしょうか?

清益 功浩

執筆者:清益 功浩

医師 / 家庭の医学ガイド

妊娠すると喘息はどうなるの?

妊娠すると、喘息は悪くなったり、よくなったりします。
喘息のある女性が妊娠した場合、3人に1人は喘息がよくなりますが、3人に1人は喘息が悪化し、3人に1人は変わらないと言われています。

妊娠中の喘息発作は、体の中の酸素が少なくなるので、胎児(赤ちゃん)に影響を及ぼします。特に、早産、生まれたときの体重が少ない、子宮内での胎児(赤ちゃん)の発育が悪いなどの危険性が高まります。

喘息のコントロールができていれば大丈夫ですので、日頃から喘息の治療をきちんと受けておきましょう。妊娠中は、薬が限られますから、医師と相談しましょう。

妊娠中の喘息は、赤ちゃんのためにも、コントロールしていくことが非常に重要です。お腹の中の赤ちゃんに対して、「薬による危険性」よりも「喘息による危険性」の方が高いと判断された場合には、薬剤で喘息をコントロールしてくことになります。

妊娠中でも安全な薬は何?

  • ステロイド薬(吸入は安全、内服や静注は必要最小限に)
  • 気管支拡張薬(β2刺激薬と呼ばれている薬は安全とされています)
  • テオフィリン(使用中は、母乳に出てくるので、授乳中は要注意)
  • 抗アレルギー薬(インタール以外はデータが無いので、必要時のみ)


喘息発作は、母子ともに危険ですので、喘息発作を起こさないように、喘息の治療を継続し、喘息原因物質(アレルゲン 抗原)を避け、環境を整備し、心身ともに安静にしておきましょう。

もちろんタバコは赤ちゃんへの影響もありますので、やめましょう。



豆知識
利尿薬:腎臓に作用して、尿として体の水分を出す薬。血液内の水分を減らすことができ、血圧を下げることができる。



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