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| 胸の痛みや、左肩から左腕に痛みが下りてくるのは心臓発作の可能性があります。 |
血糖や血圧、コレステロールには数値目標があります。でもこれは糖尿病があっても人生を全うするための"代理目標"です。今まではより正常値に近づける傾向でしたが、少し見直しがありそうです。
私達は目や腎臓、神経障害などの糖尿病合併症を予防するために、過去2カ月の平均血糖値を表わすヘモグロビンA1C(エー・ワン・シー)を6.5%以下にしようと指導されています。あるラインを超すと合併症が急に増えるからです。ところが糖尿病の大血管病である心臓や脳の血管障害は特定の数値目標が設定できませんでした。正常値に近づければ近づける程、発症が減るからです。
そこで心・脳血管病による死が特に多い欧米では目指せ正常値、あるいはそれ以下!という積極的な治療が提唱されてきました。
アメリカ医師会誌(JAMA)掲載の最近の研究によると、糖尿病治験の5つの内、4つまでは数値目標の達成を一次目標にしているそうです。つまり、悪玉コレステロールをここまで下げたら死亡率がこれだけ減ったというような治験です。
ところが最近思いがけない報告が相次いでいます。どうもタイトコントロールが予期したような好結果を生まないのです。ACCORDについては前回述べましたが、同じような傾向が最近終了したSANDSにも見られました。
この治験は、糖尿病(D)のあるアメリカ先住民(N)の動脈硬化(A)をストップ(S)しようというスタディ(S)です。