その他の糖尿病の合併症

更新日:2004年03月22日

糖尿病者はアルツハイマーに?

糖尿病者がアルツハイマー病や他の痴呆になりやすいことは研究者の間では知られていました。血管系の痴呆なら思い当りますが、アルツハイマーとの関連にも道が開けそうです。

研究者(複数)はジョスリン糖尿病センターの前研究者で、いまはドイツのケルン大学のJens C.Bruning医師とその共同研究者たち、ジョスリンのロナルド カーン所長、ハーバード大学のメアリー・K・アイアコッカ教授らです。脳細胞(ニューロン)にインスリン受容体を持たない、いわゆるノックアウトマウス(NIRKO)を使った実験で得た成果です。
以前からこの遺伝子操作をしたマウスで、食欲コントロールの異常、肥満、2型糖尿病、不妊などになることが明らかになっていました。

今回はこのマウスの行動や記憶、脳の生理状態などが詳しく調べられました。神経細胞のインスリン伝達タンパク質の活性が落ちると、GSK3ベータという酵素の活性が高まって、『タウ』タンパク質のリン酸化が過剰になるのだそうです。これがアルツハイマー病とインスリン抵抗性のカギになる可能性があります。

さらに進んだ研究が待たれますが、インスリン抵抗性改善薬はすでに手近にあるものですから、なんだか期待がふくらみますね。
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河合 勝幸

38歳で2型糖尿病と診断され、糖尿病歴30年以上。セルフコントロールを徹底し、無事に乗り切っておりま…

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