著名人と糖尿病・糖尿病闘病記

更新日:2003年02月08日

1型糖尿病でも南極踏破

1月27日のAP電には感激しました。1型糖尿病のある人がトレッキング(徒歩)で南極点まで踏破したのです。友人と2人で重い”そり”を引きながら約1,200kmを61日間かけて歩きました。

35歳の学校教師、ウィル クロスさん(ピッツバーグ、アメリカ)と仲間のジェリー ピーターセンさんは途中2回の物資補給を受けながら、2週に1度の休日しかとらずに歩き通しました。そりは荷物の満載時には80kgの重量になる大変なものです。それを1日に10~12時間も引っ張るのです。ストラップは肩に食い込み脚は悲鳴をあげます。その上にクロスさんには1型糖尿病があったのです。
クロスさんは1型糖尿病者がトレッキングで極点に到達した初めての人となりました。

糖尿病には大きく分けて2つのタイプがあります。ひとつは遺伝と肥満が鍵を握る2型糖尿病と言われるもの。一般に生活習慣病と見なされていますが日本では95%以上の糖尿病者はこのタイプです。もう一つは生活習慣と関係のない、自己免疫の誤作動から起こる1型糖尿病です。

1型糖尿病はインスリンを分泌できなくなりますから、食事と運動量とインスリン注射の調整が難しくなります。重いそりを引いての南極踏破となると、大エネルギーを費やす毎日ですから食事が問題です。
クロスさんの1日の摂取カロリーは6,000kcal以上になりましたが、これは地元のピッツバーグ大学の研究者が考えてくれた高脂肪食です。
インスリンの投与量とカロリーとは直接の関係がないことを思い出してください。インスリンと炭水化物をマッチングさせながら必要なカロリーを補えばこんなすごいことも出来るのです。
1 2
  • 印刷する
  • ブックマークする
  • 携帯に送る
  • ブログに書く

あわせて読みたい

この記事の担当ガイド

写真

河合 勝幸

38歳で2型糖尿病と診断され、糖尿病歴30年以上。セルフコントロールを徹底し、無事に乗り切っておりま…

続きを読む

ガイドからのお知らせ

メルマガ登録

【健康・医療メルマガ】健康づくりのヒントと、心と体の気になるお悩みに関する情報が満載!あなたやご家族の健康管理に役立つ情報をお届けします。

ショッピングカタログ

All About モバイル

QRコード

All Aboutがケータイで読める!

オススメ記事をメールでチェック

知識・経験を生かして、記事を書いてみませんか?