睡眠薬・睡眠改善薬・睡眠導入剤

更新日:2007年03月16日

花粉症必見! 昼スッキリ・夜グッスリの薬

花粉症のためによく眠れない。花粉症の薬を飲むと眠くなってしまう。花粉症があると、睡眠障害にも悩まされます。花粉症歴20年以上のガイドが、実際に使って良かった薬だけを選んでご紹介します。(photo:Fresheye)

鼻をかむ女性
花粉症の症状に睡眠障害が加わると、とても大変です。一刻も早く、しっかりと治療しましょう!
そろそろ花粉症の季節になってきました。花粉症によるクシャミや鼻づまりがひどいと、なかなか寝つけなかったり、寝ている途中で目が覚めてしまって熟睡できなかったりと、睡眠障害にも悩まされることもあります。

また、花粉症の薬を飲むと眠くなるので、辛いけれども薬を飲まずに頑張っている人も多く見かけます。

ここではそんな方のために、花粉症歴20年以上の私が実際に使った薬の中から、不眠や眠気を起こさずに、しかも効果が十分ある薬をご紹介します。

【目次】
花粉症治療の切り札……副腎皮質ステロイド ⇒ p.1
薬の数を少なくしたい人は……「セレスタミン」 ⇒ p.1
昼間の眠気がつらい人は……第2世代の抗ヒスタミン薬 ⇒ p.2
薬局で買うなら……漢方薬や局所薬 ⇒ p.2


花粉症治療の切り札……副腎皮質ステロイド

花粉症によるクシャミや鼻づまりのために眠れない状態は、花粉症の中でも最重症といえます。花粉症の標準的な治療方法をまとめた「鼻アレルギー診療ガイドライン」では、最重症の患者には、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬と共に、副腎皮質ステロイドを1~2週間、内服することが勧められています。つまり、副腎皮質ステロイドは、花粉症治療の最後の切り札なのです。

副腎皮質ステロイドは、気管支喘息や膠原病などのアレルギーが原因の病気の治療にも、広く使われています。これは元々、腎臓の上にある「副腎」という器官から分泌されているホルモンで、炎症やストレスから体を守ってくれているものです。作用は強力で、薬を飲んでから半日から2~3日後には、効果が実感できます。

ただし、効果が抜群なだけに、副作用にも少し注意が必要です。内服薬を短期間だけ使用するときには起きにくいですが、月経の異常や糖尿病の悪化などの副作用が出ることがあります。副腎皮質ステロイドの使用や中止にあたっては、花粉症の専門の医師と十分に相談してください。


薬の数を少なくしたい人は……「セレスタミン」

photo:松田陽司
花粉症の症状に睡眠障害が加わると、とても大変です。一刻も早く、しっかりと治療しましょう!
「飲む薬の数を、なるべく少なくしたい」という方のためには、医師の処方箋が必要な薬ですが、セレスタミン(シェリングプラウ)がお勧めです。

これは抗ヒスタミン薬と副腎皮質ステロイドの2つの成分が、1粒の錠剤の中に含まれています。また、副腎皮質ステロイドは苦い薬が多いのですが、このセレスタミンはあまり苦さを感じません。

私は今年、抗ヒスタミン薬の効果が弱くて、クシャミ・鼻水・鼻づまり・目の痒みに苦しめられていました。しかし、セレスタミンを飲み始めた翌日には、辛い症状のほとんどがなくなりました。飲んだ自分でもビックリです。こんなに効くのなら、もっと早くから飲めばよかった、と思いました。

セレスタミンは、とても良い薬なのですが、注意も必要です。飲んだ後、眠くなることがありますから、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は控えてください。飲み続けると体が薬に慣れてきて、眠くなくなることもありますので、医師と相談しながら治療をすすめると良いでしょう。


次のページでは、花粉症の薬が引き起こす昼間の眠気の解決方法について、ご紹介します。
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この記事の担当ガイド

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坪田 聡

日本医師会、日本睡眠学会、日本コーチ協会所属。ビジネス・コーチと医師という2つの仕事を活かし、行動計…

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