心の病気の治療法・セルフケア

更新日:2003年10月26日

朝日を浴びて気持ちのよい一日を

日光の照射量が減少する冬季に、うつの症状が出、増加する夏季に改善する季節型のうつ病にたいして、人工の光を照射することで、症状が改善します。光の照射によって、生体リズムの不調が直ります。

●最近、落ち込むことありませんか?

秋の夜長、だんだん日が短くなりますが、憂鬱になったり、食欲が増進し、甘いものが欲しくなったり、寝過ぎてしまうということは、ありませんか?実は、これらは、季節型うつ病の症状です。季節型うつ病とはその名の通り、秋から冬にかけて、気分が落ち込み、春になると回復するという季節型のパターンを示します。

それでは、季節型うつ病の特徴をまとめてみます。

●季節型うつ病の特徴

症状としては、上記のように、気分の落ち込み、疲労感、過眠、過食、甘いものへの欲求が一般的で、秋から冬に出現し春には回復するという季節性の経過です。男女比は、女性が約8割と多く、平均年齢は、40歳位です。

治療として、今回のテーマの光療法が行われます。

●光療法

秋から冬という日照時間の短い時期に、症状が出現するので、足りない分を人工的な光で補います。毎朝、1~2時間ほど、人工の光を浴びます。患者さんは、通常、2~4日で、症状が軽減しますが、治療を中断しますと、2~4日で、元に戻ってしまいます。副作用は、頭痛、目の疲れ、イライラなどがありますが、光を浴びる時間を調節することで、コントロールできます。

●治療のメカニズム

いろいろ説はありますが、最も受けいられているのは、朝、人工的な光を浴びることによって、”遅くシフトしまった日内リズム(覚醒、睡眠の1日のリズム)”が元に戻るためだそうです。簡単に言うと、朝、眠たいのを、光を浴びて、シャキッとさせ、生体リズムを直すのです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


オゾン層の破壊、紫外線、皮膚癌、日焼け止めといった、日光のネガティブな面をよく耳にしますが、朝日を浴びることは、1日を気分よく過ごすために、大切ですね。上のような症状が見られましたら、精神科で、お話されるといいですね。

<All About関連>
もしかして私はうつなの?
体内時計と睡眠[睡眠・快眠]
目覚めるためには光が決め手![家庭の医学]

<関連サイト>
・UTU-NET
  • 印刷する
  • ブックマークする
  • 携帯に送る
  • ブログに書く

あわせて読みたい

この記事の担当ガイド

写真

中嶋 泰憲

慶応大学医学部卒業後、カリフォルニア大学バークレー校などに留学。留学先でのカルチャーショックから、自…

続きを読む

ガイドからのお知らせ

メルマガ登録

【健康・医療メルマガ】健康づくりのヒントと、心と体の気になるお悩みに関する情報が満載!あなたやご家族の健康管理に役立つ情報をお届けします。

All About モバイル

QRコード

All Aboutがケータイで読める!

オススメ記事をメールでチェック