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ラクなつもりが逆効果!座り姿勢の落とし穴

日常生活の中で「座る」ことは必ずと言っていいほどあると思います。いつもの何気ない座り姿勢が、実は腰に大きな負担をかけているかもしれません!あなたは、1日にどれくらいイスに座っていますか?

檜垣 暁子

執筆者:檜垣 暁子

カイロプラクティック理学士 / 肩こり・腰痛ガイド

座り姿勢
1日のうちで、どれくらい座る時間がありますか?
仕事で一生懸命に、書き物をしたり、パソコンに長時間向かったり、電車で座って読書をしたりと、日常の中で「座る」という姿勢と無縁になることは難しいですよね。そして、「座る」姿勢で、腰痛を経験した人も数多くいらっしゃると思います。

そこで、今回は「座り姿勢の落とし穴!」ということで、普段、何気なくやってしまう座り姿勢が、どれだけ腰に負担をかけてしまうか…この知っておくべきポイントに迫りたいと思います。


<CONTENTS>
  • 姿勢を正しくしているつもりの「座り姿勢」ですが…-p.1
  • この負担からは免れない?「お仕事用の座り姿勢」-p.2
  • 誰もがついつい…「座りながら」姿勢-p.2
  • 気分が沈んだ日は、腰への負担増!?-p.2



    姿勢を正しくしているつもりの「座り姿勢」ですが…

    足を組む
    長い時間座っていると、腰がつらくなり、足を組むと楽に感じることがあります。
    「座り方が悪いと、肩こりや腰痛になる。」という話は、聞いたことがあるかもしれません。そこで、会社の自分のデスクへつき、背スジをピンと伸ばして、いざ、仕事を開始。ところが、背スジをピンと伸ばす状態が、数分でつらくなり、「良い姿勢」の状態を続けていることができない、という人がほとんどであると思います。

    いわゆる「良い姿勢」がつらくなると、足を組んでみたり、かがんで背を丸くして、一般的に言われる「悪い姿勢」をとると楽になると思います。そうすることで、一定の負担を避け、座り続けられるように、無意識の動作の中で、姿勢を変えていきます。実際、「悪い姿勢」に変えると、その時は、体を支える筋肉に変化が出るため、楽に感じますよね。

    背スジを伸ばした座り姿勢を保とうとする時、つらくなるには理由があります。それは、人間の体の構造から考えると、座ること自体に無理があるからです。筋肉や関節に負担のかからない状態は、背骨が緩やかなS字カーブを保っている時です。しかし、イスに座ることで、この背骨のカーブに変化が起きてしまい、腰に負担のかかる状態になってしまいます。具体的には、どのような座り方が悪影響を与えるのでしょうか?


    >>次のページでは、デスクワークでの腰への負担、そして、ついついやってしまう座り姿勢について迫ります!>>>
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