Q)どのようなコンセプトで治療されていますか?とにかく不妊の原因を追究して妊娠できる身体作りをサポートします。身体が整えば妊娠すると思っています。特に前述の機能性不妊には東洋医学が向いていると考えています。しかし、東洋医学だけ、もしくは西洋医学だけで足りるわけではないので、両方を統合してよい部分を取り入れた治療を推奨しています。
そのために当院では問診に2時間程度かけます。そしてその方の身体の状態や不妊治療の歴史を事細かに聞いていきます。どうしてそのような身体の状態になったのかを把握するためです。そしてその方の環境や素因を知る事により治療方針を一緒に考えていくという方法をとっています。
婦人科的な内容だけでなく、身体をとりまく環境因子にも原因を追求します。またこれらは生活習慣を変えることで改善することができるので、そのきっかけを我々のところで摑んで欲しいのです。
Q)不妊症の東洋医学的診断と治療の流れを簡単に教えてください。不妊症の場合、気の病と血の病の2つに大別できます。それぞれを説明するとかなりの量になりますので、一部どのようにするのかの例をお示ししますと、例えば気の病の場合、精神的ストレスが溜まっている状態と判断して、気を動かす鍼治療や気功、カウンセリングを行います。
そして血の病の場合は於血と考え、これも身体の血の巡りが悪いと判断して、お灸や吸角(カップリング)という吸盤カップを使った治療を行ない、血の巡りを良く致します。この瘀血の原因は食やストレスや運動不足などが関係しており、生活の中でどれをどのように改善していくのかがポイントになります。そのようなことのアドバイスも手技と同時に行うことが大切と考えております。
東洋医学的なアプローチの場合、治療効果が出てくるまでに時間がかかります。最低でも半年から1年はかかると思ってください。しかし、大体半年ぐらいでめげる方が多く、これからと思っているのに中止される方をよく拝見します。
私共の経験上、1クール7回の治療を3~5クール続けてもらうと明らかに効果が出てまいります。これは学会にも多くの発表をしておりますので興味ある方は当院までお尋ねください。

★診察室風景★
身体が変わるのを我々は感触としてわかってきます。最初、お腹の張りや脈を診るのですが、不妊症の場合は例えばお腹の状態が堅く、脈に力がないような場合、治療によってお腹がふわふわになって子供のお腹のようになってきます。(次のページに続きます)
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