「不妊患者が増えていることが少子化の原因では?」とよく聞かれますが、出生率が低くなっている原因は結婚の晩婚化と特に結婚しない人の増加が最も大きな理由だと考えられます。その理由として事実、結婚した女性が生涯で産む子供の数「完結出生児数」は約2.2人で、それは1972年から変っていません。とはいえ、子供が欲しい方にとっては、不妊という事実は耐え難いことでもあります。
一方で、不妊について心配のない方も不妊について知ることは妊娠へのステップにもなり、何ら損することはありません。そこで今回は、産む前に知っておきたい不妊の基礎知識をご説明していきます。
不妊症かもしれないと感じたら…
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| 不妊症は夫婦10組に1組の割合で発生する疾患って、ご存知ですか? |
不妊症は夫婦10組に1組の割合で発生する疾患です。他の病気のように、症状が明らかに出てくるものが少ないので、身体的にはあまり苦しみません。とはいえ、やはり精神的なプレッシャーを感じる方が多いので、自分自身のマインドコントロールが難しいところです。
そこで、もし自分が不妊症かもしれないと感じたら、まず不妊というものはどのような状態をさし、どんな原因でなっているのかを知ることが大切です。そして、原因を知るための検査や、検査に基づいてわかった原因を根治するための治療法、その不妊治療における注意点や生活指導、そして心構えなどを知る必要があります。
そもそも不妊症とは?
「不妊症って病気なの?」という質問を受けることが多くあります。確かに体のどこも痛くないし、体もいたって健康なので、病気と感じることは難しいかもしれません。
しかし、医学では疾患とされています。不妊症の定義は、
「健康な男女が子供を望んで性行為を行っているにもかかわらず、2年以上赤ちゃんができない」です。
基本的に正常な男女がその性周期に合わせて性行為を行った場合、その子供ができる確率は25%程度といわれており、その確率で2年間できないとなると、ちょっとどこかに問題があるのかな?と考えるわけです。
迷わず病院に
不妊症の検査は、夫婦で行くようにするのが効率的。不妊症の原因は、男女共に同じくらいの確率があります。男性の方の原因が2~3割、女性の方の原因が2~3割、そして原因不明のものや、両方の原因が重なるものがその残り。よって、可能であれば一度に夫婦両方を調べてもらって正確な原因究明を行うのが、不妊治療の早道といえます。
「じゃあ病院に行こうか」となるわけですが、どのような病院に行ってどうすればいいのか?初めての人はなかなか分かりませんね。病院はできる限り、不妊を専門で行っている病院がベスト。産婦人科が多いです。
しかし、男性の場合は産婦人科に妻と一緒とはいえ、行くのは少し気がひけますね。そこは夫婦でよく話し合って、納得していくことが大切です。もしどうしても産婦人科への受診が恥ずかしい場合は、泌尿器科でも男性不妊を行っている医療機関がありますので、そちらで受診をしましょう。
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