不妊症は大抵の場合、最初から身体的に苦痛や違和感のある疾患ではありません。どちらかというと健康体という方がほとんどです。もし、子供は欲しいとは思っていない方ならまったく問題がない疾患です。
しかし、「子供がほしい!」と思った瞬間からその苦しみや悩みが発生することになります。じゃあなぜ、そのように感じるのでしょうか? 順を追って説明してまいりましょう。
<誤解1>子供は出来やすいものである!
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| 悩みを生み出すのは「子供がどうしても欲しい!」という気持ちから。 |
まず大部分の人は結婚すれば簡単に子供が出来ると思っているという考えです。その考えの元は50年前のデータからもわかるように2世代前の感覚からです。平均4.5人を産んでいたおじいちゃん・おばあちゃん世代の子供である我々の親世代はまだその時の感覚を忘れずにいます。
そして自分達(我々の親)の世代が平均2~3人の子供であったことを自分達が選択してそのようになったと思っています。でも実はもうその当時から現在の不妊の兆候は現われていました。結果的に現在1.2人という数字も時代を経て徐々に減ってきたもので、最近急に減ったというものではありません。
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| 誤解を解いて、早く夫婦で対処することが大事ですね。 |
しかし、まだ我々の親以上の世代の方々にとっては不妊というのは遠い存在であり、子供が出来ない人が多いというのはあまり信じられないことなので簡単に子供が出来るということを我々の世代に伝えているようです。それをまだ信じている人が多いということだと思います。
それが証拠に不妊患者さんのほとんどが実は自分は不妊になるまでそんなのは他人事だと思っていたというコメントを残しています。そしてクリニックへ治療に行くまで70%以上の方が半年以上、40%以上の方が実に1年以上行くまでにかかっています。この間に相当迷ったり、悩んだりされている様子も目に浮かびます。