全国の不妊治療の病院・クリニック・治療院

更新日:2005年05月27日

IVF詠田クリニック訪問記(2) 不妊治療は卵から成人するまで

前回に続き、詠田先生へのインタビュー内容をお送り致します。

IVF詠田クリニック訪問記パート2です。

詠田レディースクリニック訪問記(1)もご覧下さい。

Q)患者さんへの生活上のアドバイスをお願い致します。

A)結婚して我慢していく生活はストレスです。だから「~しちゃいけない・~しなければいけない」が大きなストレスになります。よって生活を制限することはないのです。例えば妊娠に良くないと言われているタバコも、「妊娠したときにやめられる準備をしておきましょうね」とだけ言っています。
必ずやって来る赤ちゃんの事を考えてのびのび生活すること、生活を楽しむことに心がけていただければと思います。治療の詳細や不安な部分はは我々プロが考えますので。
PCO
カンファレンスの様子です。毎日、診療後に行なってスタッフ同士の情報共有を行なっています。

Q)代理母・エッグドナー・AIDについて考えるところを教えてください。

A)法規制をするのは時期尚早かなと思っています。それはこの治療をやらざるをえない人がいるからです。でもその数は結婚さているカップルのたったの0.7%程度なので、治療を必要とする方の声はマイノリティの意見です。多数決(マジョリティ)の意見で簡単に法で決められることではないと思います。

代理母の場合は受けるにしても、母体の年齢の問題、養子(戸籍)の問題、子供の知る権利など、まだまだ、話し合う問題が多くあります。
PCO
採卵後や胚移植後の静養スペースです。

そしてアメリカでニュースになりましたが、60歳で産むというのは、母体に対する負担を考えると非常に危険な妊娠と思います。そのような誰が見てもおかしいと思うことはいかがなものかと思います。
当院では患者さんが46歳を越えるときにドネーションの話をするようにしています。

その年齢に設定しているのは、ART妊娠での一般的な限界年齢であること、また分娩した年齢のことで子供に疑問を持たせないという意味で40台はドネーションのリミットであると考えるからです。ゆっくりと患者さんとドネーションについて話をすることにより、子供を持ちたいということはどういうことなのか?意味は何なのか?ということを改めて考える機会になると思います。

AIDは、決定するまでに患者さん夫婦は大変悩まれます。何度もご夫婦で来院していただき、治療や子供を持つことについてお話します。AIDを行わず子供持たない生き方を選択し、その後の2人の人生について夫婦でよく話し合うことも大切だと思います。
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池上 文尋

妊娠・出産分野で発行部数日本一のメルマガ「日刊 妊娠塾!」管理人。製薬企業勤務を経て、不妊専門クリニ…

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