不妊症/不妊治療にかかる費用・助成金

不妊治療費を賢く抑える方法 ~検査編~

不妊治療を行う場合、どうしても経済的な部分が気になるという方が多いと思います。そのためのアイデアをお話しましょう。

執筆者:池上 文尋

不妊治療費を効率よく下げる工夫~パート1

治療ストレス
不妊治療を行う上で最も気になる部分は経済的なことでは?
不妊治療を行う場合、どうしても経済的な部分が気になるという方が多いと思います。まだ初期の段階であれば、そんなに費用もかかりませんが、それでも早くリーズナブルな治療費で妊娠できればそれに越したことはありません。

そこで今回よりシリーズで不妊治療費をいかに効率よく使い、妊娠に至るのかという工夫を紹介して行きたいと思います。


最初の検査は男女同時に行うこと

治療ストレス
出来れば夫婦仲良く同時に検査するのが理想的ですね。
先日、内科の女医であるE先生とお話をしていた時に、面白い事を話して頂きました。「不妊治療の場合、男性は女性に引きずられるようにクリニックに行くイメージあるんだけどね~」。これはまさにその通りで男性の方から進んで不妊治療をしようと思う人は少ない現状を示しています。

実はここに不妊治療費を下げる1つの工夫が生まれます。

そう、不妊治療の場合は女性が主導で先に治療を受けるパターンが圧倒的に多いので、産婦人科で不妊の検査を受けるときには夫を必ず連れて行くか、もしくは同時に泌尿器科にて検査を受けてもらうようにすれば男性因子の不妊を早期に見つけることが出来るという訳です。

これはとても大事な事です。女性だけが検査と治療を受けて、男性をそのままにしておくとタイムラグが生まれて、治療をより長期に行わなければならないことに結びつきます。

男性が主たる原因の不妊は約50%あり、それを「受けたくない」ということで放置しておくことは可能性を半分放棄しているのと同じになります。

治療ストレス
精液検査だけで夫婦の不妊原因の半分を一気に把握する事が出来るのです。
特に顕微授精が必要であったり、精索静脈瘤のように手術が必要な場合においては必ず治療しなければならないので早く知っておくことは相当の経費の節減になります。

男性の精子検査は時間にして5~10分であっという間に済みますから、女性に比べれば大したことはありません。やってみればこんなものかと思うことでしょう(笑)。

そして、現在治療中の女性も夫の検査をしていない方は一秒でも早く検査を受けられることをお奨めします。嫌がる男性が多いのですが一度、どこかでやっておかなければならないことなので早めの決断をしてもらってください。

今回の工夫:「夫の精液検査を早く出来るかどうかが治療費軽減のポイントである!」

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