目の病気/近視・遠視・乱視

子どもVol.1 やっぱり心配、学校近視

学齢期の近視を学校近視といい、成長する子どもの目の生理的変化により近視になる場合があるのです。その原因、治療法、予防法、矯正法についてのアドバイス。

執筆者:高林 克枝

子どもの視力低下は心配のひとつ
子どもの視力低下は心配のひとつ

学校近視とは?

学齢期に近視になることを学校近視といいます。これは成長する子どもの目の生理的変化によるもので、別名、単純近視とも呼ばれ、度数が比較的軽く、矯正器具により適正な視力が得られます。病的な要因によるものではありませんが、遺伝や近業(目の近くで行う作業)の多い環境の影響があるといわれています。

子どもの態度でチェック!
視力低下の早期発見方法とは?

黒板の文字が見え(読め)ないなど、子ども自身が日常生活で不自由を感じていることは、学校の健診以外で視力低下はわかりにくいものです。そこで今回は、ご両親の観察でチェックできる、子どもの視力低下発見リストをご紹介しましょう。

<生活チェック>
  • よく目を細めている
  • 目つきが悪くなった
  • 見えにくい様子がある
  • よく転んだり、つまづいたりする
  • 学習などに根気がなくあきっぽい
  • 集中力がない、落ち着きがない
  • テレビ・パソコン・対象物に近づいて見ている
  • 「目が痛い、目が疲れた」と言う
  • 片目ずつ隠して、片目が極端に見えていないかどうか

    <学校健診チェック>
  • 視力が0.9以下
  • 前回の視力検査結果と比較して視力低下が進んだ

    さて、どうでしょうか。日頃の様子を思い出してみてください。このような状態であれば早々に眼科医による検査を受けたほうがよいでしょう。

    次のページは、学校近視の治療法をご紹介
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