目の病気/その他の目の病気

黒目にかかる薄く白い影……翼状片とは?

鏡をよく見てみたら、黒目の部分に白目がかぶさったようになっている?!黒目の周りが白くなっている?! それは翼状片(よくじょうへん)という目の病気かもしれません。詳しくご紹介しましょう。

執筆者:高林 克枝

最近気になる黒目にかかる薄く白い影……もしかしたらそれは、翼状片(よくじょうへん)かもしれません。

<翼状片シリーズ>
黒目にかかる白く薄い影……翼状片とは?[目の健康]
現役医師に聞く!翼状片手術 Q&A[目の健康]


翼状片とは?その原因は?

紫外線の影響があると考えられる翼状片
翼状片は、白目を構成する結膜とその下のテノン嚢といわれる部分が異常に繁殖して、角膜(黒目)の上に伸びて、かぶさるようになってしまう目の病気です。多くは鼻側から目の中央方向に伸びますが、耳側にできる場合もあります。その場合は偽翼状片と呼ばれます。

翼状片になりやすい人は以下の通り。
  • 紫外線を浴びる機会の多い人(漁師・農作業者・サーファー)
  • コンタクトレンズ常用など目への刺激が多い人
  • 比較的高齢者


翼状片の自覚症状は?痛みはあるの?

翼状片の角膜への侵入の進行とともに、不快感を伴い、やがては視界に影響を与えるようになります。自覚症状としては、下記のような段階を経て進んでいきます。

初期:ごろごろとした異物感、充血、目の疲れやすさ、頭痛・肩こり
中期:角膜がゆがみ、乱視が出る
後期:視力の低下

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