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| ダイエットが気になる中高年男性に迫り来る「死の四重奏」 |
死の四重奏という言葉を耳にしたことはありますか? なんとも怖いネーミングなのですが、肥満+3高(高血圧・高血糖・高脂血症)をあわせたものをこう呼びます。これら、一つ一つは重い病気とはみなされないのですが、これらを組み合わせると
メタボリック症候群という恐い病気となります。
40歳以上の男性では4人に1人に見られる病気で、最近増加傾向にあります。今回は、中高年の方に気にしてほしいメタボリック症候群についてのお話です。
メタボリック症候群の危険度セルフチェック!
あなたは次のうちいくつが当てはまりますか?
□ 体重が増加中 □ 腹囲が増してベルトの穴の位置が変わった □ 健康診断で血圧が高めと言われた □ 健康診断で糖尿病の疑いがあると言われた □ 健康診断で中性脂肪が高いと言われた □ 健康診断で善玉コレステロールが低いと言われた □ 禁煙しようと思うが喫煙を止められない
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上記にあてはまるもの複数を見つけた方は要注意。メタボリック症候群の疑いがあります。
メタボリック症候群
諸悪の根源は内臓脂肪にあり
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| メタボリック症候群になると血液が固まり易くなります |
それでは、メタボリック症候群にかかるとどのような症状が起きるのかご説明いたしましょう。
まず、普通の人と較べて血液が固まり易くなり、血管が詰まる事によって起こる疾患の危険性が増します。具体的には
脳の血管が詰まる脳梗塞
心臓の冠状動脈が詰まる心筋梗塞
です。あまりかかりたくない疾患ばかりですね。
メタボリック症候群になると、血液中で血糖を下げるインスリンの効きめを妨げる物質が増加しています。それに加えて
血圧を上げる作用がある物質
血管に作用する物質
血液を固まり易くする作用がある物質
の増加が起きています。
見た目は同じ脂肪細胞でも内分泌の視点からは内臓脂肪は、皮下脂肪と較べて、これらの悪玉物質をより多く作っています。悪玉物質の作用は一言で言えば
糖尿病になり易く
動脈硬化を促進し
血液を詰まり易く
します。諸悪の根源は内臓脂肪という事になります。
メタボリック症候群の定義は?
「症候群」と名がつくものには定義(基準)がもうけられています。メタボリック症候群の場合は、米国、欧州、世界保健機構(WHO)で定められた定義があります(2004年11月現在)。
その基準に上がっているのは次の5項目です。- 中心性肥満:太い腹囲(高いBMI・内臓肥満・内臓脂肪)
- 高血圧:正常高血圧または高血圧(治療中も含む)
- 高血糖:血糖を下げるインスリンの効きが悪い
- 脂質異常:高中性脂肪血症
- 脂質異常:低いHDLコレステロール血症
これらの中で、3項目以上当てはまればメタボリック症候群となります。なお具体的な数字を書いていないのは日本での基準を作成しようという動きがあるからです。この中で注目すべき点は総コレステロールが入っていない点です。
シンドロームX・死の四重奏・内臓脂肪症候群・マルチプルリスク症候群
メタボリック症候群の呼び方はいろいろ変わっています。
- シンドロームX
- 死の四重奏
- 内臓脂肪症候群
- マルチプルリスク症候群
などです。その他に少し難しい表現のインスリン抵抗性症候群もあります。
現在はメタボリック症候群ですが、今後も名称は変わる可能性はあります。このうち死の四重奏は肥満+3高(高血圧・高血糖・高脂血症)なので憶え易いですね。この中で内臓脂肪症候群は、ある意味でこの症候群の本質を表しています。
増えた腹囲を減らそう!
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| 腹囲を減らすところからメタボリック症候群対策を始めましょう |
メタボリック症候群は、まだ研究途上の考え方です。米国、欧州、世界保健機構の基準に加えて日本独自の基準が必要かどうかわかりません。いずれにせよ日本独自の基準の作成は複数の内科系学会が関係するために難航しそうです。また、血糖や脂質異常は正しい条件で採血しないと判断基準として使えません。
受診しなくても家庭で血圧と腹囲は測定が可能です。家庭で血圧を複数回測定して高めで、腹囲が増加中かつ体重も増加中の場合は内臓脂肪も増加中の可能性が高いです。採血しなくてもメタボリック症候群の危険性があるという事になります。腹囲を減らす事は内臓脂肪を減らす事を意味しています。がんばって腹囲を減らしましょう。
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