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更新日:2007年04月14日

顔の色・むくみからわかる病気のサイン

日常見ているようで見ていないのが自分の顔。今回は顔に表れる病気のサインについてよくある症状「顔の色」「むくみ」について、簡単にご説明します。

むくみでわかる病気のサイン

むくみは病気?
むくみは病気?
簡単にいうと、むくみというのは皮下に余計な水分がたまってしまった状態のことです。
皮下には毛細血管やリンパ管が張り巡らされていて、それらから細胞へは酸素や養分が、細胞から血管、リンパ管へは老廃物が受け渡しされています。血管と細胞の間を受け渡しするのが細胞の周りにある細胞間液。この細胞間液が何らかの原因で一時的に増えるのが「むくみ」なのです。医学的にはむくみは「浮腫」といいます。詳しくはむくみを解消するへどうそ。次に大雑把にむくみを病的なものとそうでないものに分けてご紹介します。

【病的なむくみ】
・心臓の病気…血液を送り出すポンプの役割をする心臓が弱くなると、血液がうまく心臓にかえってこれずむくみが起こる
・腎臓の病気…血液をろ過して、いらない成分を尿として排泄して、必要な成分を再吸収するという役割を担っている腎臓が悪くなると、体に水がたまりむくみがおこる
・甲状腺機能低下症…甲状腺というのどにある臓器がうまくはたらかなくなる
・肝臓の病気…肝硬変が進行してしまった場合
・のんでいる薬の影響
・特発性浮腫…上記の原因にあてはまらない、比較的中年女性に多いむくみ。立位で悪化し、夕方と朝で体重差が1.5kg以上もある
・クインケ浮腫…眼や口の周りに突然おこるむくみ。アレルギーの一種ともいわれるが原因は不明。数時間でもどることがほとんど。

【病的なものではないむくみ】
・女性の生理直前のむくみ…月経直前1週間前~月経中は女性ホルモンの一種である黄体ホルモンに水分をためこむ性質があるため
・妊娠(とくに妊娠後期)
・アルコール…お酒は血管内脱水といって、血管の中には水が無いのに、血管の外に水が染み出してしまう状態を作り出すのでむくむ
・塩分の摂りすぎ、ビタミン・ミネラル不足…特にカリウム、カルシウム、マグネシウム、ビタミンB1の不足でむくむといわれる

ビタミンB1不足はいわゆる脚気ですが、現代ではアルコールや清涼飲料水の飲みすぎ、インスタント食品のとりすぎなどからおこることが多く、まれですが心臓に障害が起こって救急車で病院に運ばれることもあるのでお気をつけを。

病的なむくみとそうでないものの見分けはなかなか難しいですが、特に1週間以上続いているとか、体重が急激に増える(たとえば1週間に2kgくらいとか)、いきなり尿量が減る、血尿がある、脈がとぶ、胸が重苦しいなど、なにか他の症状があるときは病院への受診をオススメします。

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顔に現れる病気のサインは、今回ご紹介した例以外にもいろいろあります。
自分の顔をよくチェックして「何かがいつもと違う」ということに気づけるようになることが重要ですが、逆に毎日見ていると気づかない変化もあるので、いつもかかる医療機関を決めておいて、そこに相談するのが一番と思います。


*参考文献 ・「内科学」 朝倉書店
・「今日の治療指針 2006」 医学書院
・「内科外来診療マニュアル 第3版」 医学書院




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    山田 恵子

    医師。東京大学医学部卒業。ハーバード大学研究所客員研究員等を経て、現在、東京大学医学部医療情報経済学…

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